お池の一番桜

  • 2024.03.06 Wednesday
  • 14:44

 

石清水八幡宮一の鳥居そば、放生池の桜が開花しました。

 

 

 

ソメイヨシノよりも2週間ほど早く咲く、早咲きのこの桜、

東日本大震災の時も、コロナが本格化してきたときも

勇気づけられました。

 

 

 

私の子供のころからここにある1本だけのこの桜、

幹は細くとも、今年もしっかりと花をつけてくれました。

お店の前から、ちらっと白い花が見えるのです。

 

 

ソメイヨシノの開花も間もなく。

現在の予報では

3/21開花

3/30満開

見頃3/28〜4/4頃

と出ています。

 

待ち遠しいですね!

 

湯立神事のご案内

  • 2024.01.27 Saturday
  • 17:28

石清水八幡宮の節分行事と言えば、鬼やらい神事が有名ですが、

実はもうひとつ湯立神事という神事もあります。

 

明日28日(日)は、13時から鬼やらい神事、10時から湯立神事が行われます。

 

ご霊泉「石清水」を大釜で沸かし、御神前に献上、その熱湯を神楽女が笹で参拝者にふりまきます。

鬼やらい神事のように子供向きではなく、神事らしい神事です。

 

男山中腹にご霊泉「石清水」を核とした石清水社があります。





このご霊泉は石清水八幡宮の名前の由来ともなるほどで、
神社創建の859年よりも前にすでに、崇敬の対象となっていたといわれています。

石清水は、厳冬にも凍らず大旱にも涸れないご霊泉として、
往古より皇室や将軍家のご祈祷に使用されていました。



 

湯立神事ではその「石清水」をご本殿前に特別に設置された大釜3釜で沸かし、

塩、米、酒を入れて清めたら、三座の御神前にそれぞれ献上、その後熱湯を神楽女が笹で参拝者にふりまきます。

 

 

 

 

 

 


 



 

熱湯を浴びると、厄除け、無病息災、五穀豊穣によいといわれています。
神事に使用した笹は、参拝者に配られます。


 

 

 

例年は2月1日と2月3日の節分当日に行われていましたが、

今年は1月28日のみなのでご注意ください。

 

 

 

 

【ご注意】

1月28日(日)は、節分神事が二つあり、大変な混雑が予想されます。

公共交通機関でお越し下さい。

 

鬼やらい神事のご案内

  • 2024.01.26 Friday
  • 13:10

1月28日(日)、石清水八幡宮では節分行事「鬼やらい神事」が行われます。

 

都の裏鬼門である石清水八幡宮。

古来より鬼門や裏鬼門から鬼が入ると言われております。

石清水八幡宮の鬼やらい神事では、鬼門・裏鬼門の方角と対照する2方向を加えた四方と今年の恵方に向かって、

桃の枝でできた弓と剣で打ち、邪気を払います。

 

 

桃は古くから縁起が良く邪気を払うと言われています。

また、鬼門(北東)は丑寅の方角といわれ、鬼が牛の角を持ち、トラの毛皮を着ているのもそのためです。

 

 

 

 

 

鬼が御本殿前に押し寄せると、豆まき人が「鬼やろう」と言いながら豆を投げつけて鬼を退散させます。

 

27337157_2041245766095564_5526571068032850406_n (1).jpg

 

 

その後参拝者に福豆が配られます。

リアルな赤鬼さんと青鬼さんに子供たちは大泣き。

たくさんの参拝者で境内が最もにぎわう神事の一つです。

 

 

26994214_2041245782762229_305318469872295158_n.jpg

 

 

鬼やらい神事
1月28日(日)13時〜
@石清水八幡宮御本殿前

 

※2月3日、節分当日は神事はなにもありません。

 

例年は1日2回開催されていましたが、今年は1回になりました。

お客様が集中し、大混雑する恐れがあります。

場所取り等、時間にゆとりをもってお越しください。

 

またお車はたいへん込み合います。

渋滞に巻き込まれているうちに神事が終わる恐れがあります。

京阪電車とケーブルカーでお越しください。

焼納神事

  • 2024.01.18 Thursday
  • 17:30

厄除開運の信仰が厚い石清水八幡宮では、

1月15日から厄除け大祭期間中です。

 

厄除大祭のクライマックスとして行われるのが19日の焼納神事です。

10時、種火を従え神職さんと巫女さんが列をなし、神苑の焼納場へ。


 


 

祝詞が唱えられる中、炎がどんどん大きくなります。




 

 

古いお札やお守りが焚きあげられ、年末に準備して納めたご祈祷木もここで焚きあげられます。

 

IMG_9101.JPG

 

そしてこの浄火であぶられた厄除け餅が先着1500名に無料配布され、

毎年大行列ができます。

 

 

 

お菜箸に、石清水の焼き印が押されたお餅が刺さっています。

神職さんと巫女さんが御手作りされる厄除け餅はご利益があると

毎年長蛇の列です。


 

ありがたい厄除け餅をゲットされたら、走井餅老舗でぜんざいのレトルトを買って帰られて

そのお餅をおうちでお召し上がりになるのはいかがでしょうか。

 

厄除けにおぜんざいが定番なのは

小豆の赤は魔除けに効くと古くから信仰されているためです。

厄除け餅とぜんざいで厄除けばっちりですね。

 


400円

調合いらず、温めるだけで簡単

 

 

茶店でもお召し上がりいただけます。800円

 

 

厄除大祭焼納神事

1月19日(金)10時

山上神苑(当店の境内店の裏です)

厄除け餅は無料で先着1500名に授与

 

 

1月21日まで休まず毎日、本店、石清水八幡宮境内店共に営業します。

石清水八幡宮へ厄除け参りにお越しの際は、走井餅老舗へお立ち寄りください。

22日23日は休業日とさせていただきます。

青山祭

  • 2024.01.17 Wednesday
  • 10:47

1月18日夕方5時より石清水八幡宮では青山祭が行われます。

 

道祖神を迎えて行われるこの青山祭は、数ある石清水八幡宮の祭りの中でも
呪術のような独特の雰囲気があります。

山上の御本殿ではなく、山麓の頓宮前が斎場となる数少ない神事でもあります。

 

石清水祭では八幡大神様の御旅所となる頓宮殿。

ここはかつて疫神堂ともよばれていました。
頓宮の前にこの日だけ特別な八角形の青柴垣が設けられます。

 

 

 

 

IMG_9282.JPG

 

中央には清砂が盛られ、榊の神籬を刺し立ててあります。

神々を迎える神道祭祀の源流です。

 

IMG_9280.JPG

 

IMG_9283.JPG

 

 

 

日没とともに道を司る神々を迎え、篝火のゆらめくなか、
国家安泰・厄除け開運が祈願されます。

 

鎌倉時代の文献にも記載されているほど歴史があり、
古くは道饗祭(みちあえのまつり)または疫神祭(えきじんさい)ともいわれ、

天下に疫病がはやらないように防ぐ、疫病除けの神事でしたが、

時代が下るにつれ厄除け神事として行われるようになり、
石清水八幡宮の厄除け参りの起源とも言われています。

 

次第中の、降神・昇神の文字が独特ですよね。

ちょっとぞくっとするのは私だけでしょうか。


 

都の裏鬼門であり、山城国(京)と摂津国(大阪)の国境でもある石清水八幡宮。

悪いものはこの地より入らせないという悪霊退散の考え方であり、

また入ってくるのをとめるのは、山上の御本殿の近くではなく、

入口の山麓ということで、この青山祭は山麓の一の鳥居付近で行われているのです。

 

 

修祓に続き、

やちまたひこ・やちまたひめ・くなどのかみを降神させます。

 

 


献饌

 

祝詞奏上

 

撤饌

 

昇神


 

神事が終わるころにはすっかり日が落ち、寒空の下、篝火の灯りのみがたよりとなります。

どなたでも赤門付近から神事を見ることができますよ。

 

厄除け大祭期間中の石清水八幡宮。

19日の焼納神事でクライマックスを迎えます。

 

1月21日まで、休まず毎日営業いたします。

石清水八幡宮へ御参拝の折は門前名物走井餅をお求めください。

 

1月22日23日はお休みをいただきます。

 

皆様のお越しをお待ちしております。

厄除大祭

  • 2024.01.15 Monday
  • 14:39

本日から19日まで、石清水八幡宮は厄除け大祭期間です。

 

 

石清水八幡宮は厄除け開運の神社として信仰が厚く、
なかでも厄除大祭期間中の1月15日から19日までは
たくさんの参拝客でにぎわいます。

この期間に厄除けの御祈祷を受けると、5日間限定の特別なお札がいただけます。

 

厄年には、運気が下がり、災難や不幸が身に降りかかりやすいと言われています。
厄年なんて気にしない、といえばそれまでですが、

先人が長い経験と知恵から統計学として見出してきた習慣を

転ばぬ先の杖として、厄除け参りをしておいてもよいかもしれません。

 

 

また、九星方位の考え方での災難除けも厄除け祈願の一つです。

凶方位は運気が低迷し、災いを招きやすくなる小厄といわれています。

大厄は他の凶方位よりも災難を招きやすく、新しい物事を始めるには注意が必要です。

この大厄を八方除け、つまり八方ふさがりというのです。

 

 

 

邪気つまり鬼が鬼門から入ってくると考えられており、都の裏鬼門に位置するのが石清水八幡宮。

国家鎮護の神さまとして重要なポジションを担ってきました。

石清水八幡宮が厄除け参りの信仰が厚いことも納得です。

特に大阪や京都では「男の厄はやわたのはちまんさん」として知られています。





石清水八幡宮の厄除けは八幡御神矢を受け、
それを手に持ちご祈祷を受ける慣わしになっています。

石清水八幡宮の八幡御神矢は、正月の縁起物の破魔矢ではなく、
八幡大神様の御神徳をいただく「おふだ」にあたります。



ご本殿内では黄色の清衣をはおり、ご祈祷していただきます。
神職さんにお祓いを受け、気を整え、正座にてご祈祷を受けます。(椅子もあります)
神職さんに自分の名前と住所などが読み上げられると気持ちが引き締まります。

お下がりを受け、本殿からおりますと
清め衣に氏名と懇願、年齢を書き込み、
男性は若宮社、女性は若宮殿社に納め厄除け参りは終了です。





 

若宮社 男性の守り神

 

若宮殿社 女性の守り神

 

いずれも本殿の周りにあります。

 

石清水八幡宮で厄除けを特に特別期間として設けておられるのは

1月15日から19日ですが、年間を通じてご祈祷していただけます。

一説には節分までにお参りを済ませた方がよいそうです。

これは私見ですが、お参りは「気持ち」だと思いますので、

いつに行ったから御利益が少ないということはないと思っています。

ご自身のタイミングでお参りされたらよいと思います。

 

 

厄除けにはおぜんざいが定番ですね。

小豆の赤は魔除けに効くと古くから信仰されているためです。

 

ぜんざい 800円

 

 

茶店でのお召し上がりのほか、レトルトでも販売しておりますので、

お正月の残ったお餅とで、おうちでもおぜんざい、いかがでしょうか。


400円

調合いらず、温めるだけで簡単

お餅は別売りです。

 

1月21日まで休まず毎日、本店、石清水八幡宮境内店共に営業します。

石清水八幡宮へ厄除け参りにお越しの際は、走井餅老舗へお立ち寄りください。

22日23日は休業日とさせていただきます。

 

 

七五三

  • 2023.10.31 Tuesday
  • 11:11

明日から11月。

すでに始まっている石清水八幡宮の七五三詣りも

いよいよ本格的なピークを迎えます。

御本殿の前には、お写真を撮るブースが設置されています。

 

20181014_095153.jpg

 

 

IMG_8047.JPG

 

 

七五三のお詣りにはお子様も喜ぶケーブルカーに乗ってみてはいかがでしょうか。

 

 

20190619_090251.jpg

 

実は、ケーブルの車内メロディーとアナウンスは、

通常バージョン、正月バージョン、お花見バージョン、七五三バージョンのそれぞれ上りと下りの全8種類もあります。

作曲は、テレビでもおなじみ向谷実さん。

約3分の短い乗車時間ですが、七五三バージョンのアナウンスを是非気にして聞いてみてください。

 

20190619_082215.jpg

 

 

さて、昔から日本のお祝い事には、赤飯と紅白菓子がつきものです。
お祝いの日は、家庭で赤飯をたいて、内祝の紅白まんじゅうをふるまったものでした。

当店特製のふっくらお赤飯と紅白和菓子でお祝いに華を添えませんか。

お渡しは石清水八幡宮一の鳥居前の本店の他、山上境内店の営業日は
そちらでも可能です。
お店までわざわざ行かなくても石清水八幡宮でのお渡しならお参り後ラクラク。

石清水八幡宮境内店は、毎週土日と祝日に営業しています。

 

   

 

 

 

また、平日にお参りの方は、石清水八幡宮清峯殿まで配達いたします。

 



 


赤飯


小(300g)  740円
中(450g)  1010円
大(700g) 1460円
特大(1kg)2000円

 

栗赤飯の場合

小(300g)  920円
中(450g)  1280円
大(700g) 1880円
特大(1kg)2600円

 


 

一升餅

23621626_2008091562744318_3574892611054950717_n.jpg

好きな文字を入れることができるので、1歳のお誕生日だけでなく

七五三のときもご注文いただけます。

4000円

 

一升餅のみ発送も可能です。

オンラインショップはこちら

 

 

 

お祝い、内祝い、熨斗紙もご用意します。

まずはお気軽にご相談ください。

ご予約お待ちしております。

 

 

令和5年石清水祭

  • 2023.09.17 Sunday
  • 14:59

令和5年9月15日、石清水八幡宮では、

勅使参向の元、勅祭石清水祭が厳粛裡に斎行されました。

コロナ禍は縮小されていたため、4年ぶりの通常斎行となりました。

私もありがたく参列させていただきました。

素晴らしいお祭りでした。

ありがとうございました。

 

3時半ごろ

神幸行列

 

御前神人

 

御弓神人

 

八流旗神人

 

 

4時15分

絹屋殿著御の儀

 

里神楽奉奏

 

宮司拝礼

 

神職拝礼

 

上卿御神霊奉迎

 

御鳳輦頓宮へ

 

 

5時

頓宮神幸の儀

 

上卿以下列立(雁列)

 

御鳳輦頓宮殿に入御

 

 

 

6時

奉幣の儀

 

上卿以下著座

 

御幣物

内蔵寮史生著床

 

献饌(熟饌・生饌)

 

献饌(供花)

 

宮司祝詞奏上

 

上卿(勅使)

 

上卿(勅使)

 

上卿(勅使)

 

奉幣

 

奉幣

 

上卿御祭文奏上 起拝

 

返し祝詞

 

御馬牽廻

 

三管楽人に授く

 

勅楽奉奏

 

8時30分

放生行事

 

放魚

 

放魚

 

胡蝶の舞

 

胡蝶の舞

 

 

 

 

 

12時頃

 

御鳳輦

 

御神宝唐櫃

 

御神宝楽器

 

供花神饌

 

供花神饌

 

 

17時

還幸の儀

 

宮司祝詞奏上

 

神宝御剣授受

 

御鳳輦と駕輿丁長神人

 

御鳳輦頓宮殿に入御

 

御鳳輦頓宮殿に入御

 

 

 

18時30分

還幸行列

 

 

 

 

火燈陣衆

 

御鳳輦と御綱曳神人

 

御鳳輦出御

 

上卿南門前にて御神霊奉送

今夜から石清水祭

  • 2023.09.14 Thursday
  • 13:31


 

いよいよ今夜から、勅祭石清水祭が斎行されます。

今日の夕方からは夜店も立ち並び、当店周辺は賑わいを見せます。

また、夕刻、お勅使様もお越しになり、一の鳥居前で神職さんがお出迎えされる

風景を毎年楽しみにしています。

いよいよお祭りが始まる!ここが舞台だ!という気持ちになるからです。

ましてや山麓で神事が行われるのは4年ぶり。

コロナの間は、寂しい思いをしました。

お提灯が出て、この日だけのための臨時の建物がたくさん準備されている景色を見るだけで嬉しく思います。

 

 

舞台


絹屋殿

 

石清水祭では男山山上の御本殿から一年で一度のこの日のみ、

八幡大神様が山麓へお臨みになられます。

山麓の頓宮殿では天皇陛下のお遣いである勅使参向のもと、

天皇陛下のお供え物 御幣物が奉幣される、大変格式のあるお祭りです。

 

IMG_7890.JPG

 

当店は、頓宮殿より徒歩1分もかからない場所にあります。

一年に一度、普段はのんびりとした山麓が、なんともいえない特別な重厚な雰囲気に包まれるこの日が、

とても好きで、また、こんなに貴重な神事が行われているところのすぐそばにいさせていただいていることが

改めてありがたく感じる日です。

 

 

石清水祭は、今夜の真夜中に神幸、早朝に奉幣、朝に放生行事、そして明日の夜に還幸、と

神事があるため、なかなか参列はしにくい時間帯ではあるのですが、

是非皆様もお越しいただき、素晴らしい雰囲気を体感していただきたいと思います。

 

 

石清水祭の流れはこちらから

石清水祭シリーズ1、神幸行列はコチラ

石清水祭シリーズ2、絹屋殿著御の儀はコチラ

石清水祭シリーズ3、頓宮神幸の儀はコチラ

石清水祭シリーズ4、奉幣の儀(1)はコチラ

石清水祭シリーズ5、奉幣の儀(2)はコチラ

石清水祭シリーズ6、放生行事はコチラ

石清水祭シリーズ7、還幸の儀はコチラ

 

観光のおすすめは、シリーズ6の放生行事、15日朝8時〜9時と

シリーズ7の還幸の儀、15日18時〜20時ごろです。

シリーズ1〜5の神事も素晴らしいのですが、夜中ですので、時間的におすすめしません。

 

 

石清水祭へお越しの際は、石清水八幡宮門前名物走井餅をお求めください。


門前名物走井餅


鳩ケ峯ういろ(白・抹茶・黒糖) 

 

鳩もなか(プレーン・抹茶) 

 

明日は特別に朝7時半から営業いたします。

茶店でも朝7時半からお召し上がりいただけます。



走井餅セット

 

 

走井餅と月見団子

 

 


走井餅とわらび餅

 

 

かき氷も種類は減ってきていますが、まだ継続中です。

 

 

走井餅しぐれ 

 

梨氷

 

 

軽食もご用意しております。



走井うどん(走井餅1個付)

 


走井うどんの赤飯膳(走井餅付) 

 

 

15日は石清水祭終了まで、延長して営業いたします。

皆様のお越しをお待ちしております。

 

 

 

石清水祭シリーズ7還幸の儀

  • 2023.09.13 Wednesday
  • 10:58

いよいよ明日から石清水祭。

明日の夕方からは夜店も立ち並び、お祭りの雰囲気も盛り上がります。

 

15日夜中に山上から山麓へ降りてこられ、頓宮殿で半日お過ごしになった八幡大神様。
15日夕刻にまた、500人ものお供の行列を従え山上へとお戻りになられます。

御神体を御鳳輦におうつしになる神事は勅使さまのもと行われます。

 

 

 

16時半

還幸の儀に先立ち、地元・八幡の産土神の高良社に夕御饌(ゆうみけ)がお供えされます。

 

IMG_4079.JPG

 

IMG_4080.JPG

 

IMG_7897.JPG

 

これは上卿は関わらないため、斎館の前で行列されています。

 

IMG_7898.JPG

 

上卿は4.5mもある赤い裾(きょ)をまとめて折りたたみ左手で持っています。

裾を折りたたむのは召使の仕事。

 

IMG_7899.JPG

 

これは、上卿が召使に命令を出しているところです。




 

 

17時 還幸の儀

 

上卿以下著座

 

 

 

IMG_4968.JPG

 

 

 

斎館前の礼堂に入られました。

姿勢を正されたり、崩されたり、合図とともに上卿以下が一斉に行われます。

 

 

けんれん

御神前の御簾(みす)が神職さんの手により
巻きあげられ、御開扉となります。

 

IMG_4086.JPG

 

IMG_4087.JPG

 

 

献饌

神饌(しんせん)がお供えされます。

 

IMG_4091.JPG

 

IMG_4089.JPG

 

 

IMG_4970.JPG

宮司祝詞奏上

 

 

IMG_1447.JPG

 

 

上卿「見参(げざん)」を被見

外記が上卿に見参という神禄を受ける者の名簿をすすめています。

 

41761503_2189630977923708_1264192416345227264_n.jpg

 

外記(五位)は、太政官の主典で文書を司る役職です。

明るい赤と入欄のほうという古風な束帯姿が定め。

外記以下はさいぢゃくという短い裾を著けています。

 

垂簾(すいれん)

大切なところは五色幕がはられ一般の目には触れないようにされます。

 

IMG_4101.JPG

 

IMG_4103.JPG

 

 

 

 

神宝御剣拝受

神様のおそばに常にある神宝御剣が先にうつされます。

「御躰の神剣(ぎょたいのしんけん)」とも尊ばれ、御神体三座につきそれぞれ

「一の御剣」「二の御剣」「三の御剣」とあります。

 

41761473_2189630887923717_8312181101372112896_n.jpg

 

IMG_7907.JPG

 

 

神職によって頓宮内から持ち出され、神宝御剣神人に手渡されます。

行列の間中、神宝御剣神人は神剣を捧持し、御鳳輦に近侍します。

 

 

 

 

上卿以下は礼堂から出て、履き物を履き替えます。

 

IMG_4112.JPG

 

移動されるまでの間、椅子の横に履き物だけがずらりと並んでいるのが、

なんともかわいらしく見えます。

 

DSC_4685.JPG

 

DSC_4688.JPG

 

 

 

履き物を履き替えると上卿以下は頓宮西側に列立します。

この整列の姿は、渡り鳥の飛ぶ姿に似ていることから「雁列(がんれつ)」と呼ばれます。

 

IMG_4979.JPG

上卿以下列立(雁列)

 

 

長い裾がわかりますでしょうか。

 

 

 

 

 

出御

御神体を御鳳輦におうつしになります。

 

まず舞台に三座の御鳳輦が到着。

 

IMG_1464.JPG

 

IMG_4121.JPG

 

一座ずつ頓宮内へ

 

 

41741885_2189630927923713_8475642986812669952_n.jpg

 

IMG_4129.JPG

 

白絹の直垂・麻綿たすき姿の駕與丁長神人(かよちょうのおさじにん)が、

出御・入御の際には格別の奉仕をします。

 

IMG_1467.JPG

 

 

御神霊をおうつしになっている間、神人は控えています。

 

 

また御鳳輦が頓宮殿手前の舞台に奉安(ほうあん)される際に「ケヒー」という声がかけられます。
これは「警蹕(けいひつ)」と呼ばれる作法で、通常は「オー」という音が一般的ですが、

石清水祭においては「ケヒー」という特殊な警蹕がかけられます。

 

 

DSC_4692.JPG

 

 

 

三座の御神体が御鳳輦におうつりになると、御発御になります。

 

IMG_4141.JPG

 

行列を従えます。

 

DSC_4707.JPG

 

 

DSC_4717.JPG

 

 

18時半ごろ行列をしたがえ出発。表参道をゆっくりとした歩みで上られ、

山上の御本殿にお戻りになられます。

 

 

 

頓宮南門から二の鳥居の間の参道付近(山麓)では

どなた様でも還幸行列を見ることができます。

夜中の神幸行列より、見物の方が多くいらっしゃいます。

一時間弱の立ち見です。

 

シリーズでお伝えしてきました石清水祭。

時間的に、15日の朝8時から9時の放生会、または15日夕方18時から19時の還幸行列のどちらかが

観光しやすくおすすめです。

 

石清水祭の舞台となる頓宮は、当店から徒歩2分の距離。

15日は早めて開店し、祭り終了後まで延長営業します。

石清水祭へお越しの際は、走井餅老舗へお立ち寄りください。

 

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

一升餅

一升餅についてはこちら

オンラインショップ

オンラインショップはこちら

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM