大扉稲荷とその周辺

  • 2018.02.08 Thursday
  • 08:54

昨日は初午だったので、石清水八幡宮末社の大扉稲荷社にお参りに行ってきました。

 

石清水八幡宮の一の鳥居、二の鳥居を越えて、表参道をずーっと行きます。

 

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すると「七曲り」と言われるジグザグ階段が始まります。

実際には4曲がりしかありません。

 

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一曲り目

 

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二曲り目

 

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三曲がり目

 

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四曲り

 

この辺りになると息が切れてきます。

四曲り目の階段を上りきると少し開けてなだらかになり、分かれ道になります。

その左手に朱塗りのお社が見えてきます。

 

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大扉稲荷です。

 

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ちょうど息があがってくる頃ですので、ここで立ち止まり

呼吸を整え、お参りするのにピッタリのタイミングです。

 

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昔、この辺りに狐が住んでいて、芝刈りに来る人にいたずらをするので、

祠を建てて、悪さを鎮めたという伝説が伝わっています。

その後、文政時代に石清水八幡宮によって改築されました。

ここのお稲荷さんは、宝くじを買ったらお参りするとよい、と言われています。

 

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この場所で山上まで半分ぐらいでしょうか。

 

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あとは一度も曲がることもなく、なだらかな階段が続き、登りきったところに、

三の鳥居があり、御本殿へむかう参道へと続きます。

 

大扉稲荷の前は、分かれ道になっています。

 

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道なりに行くと表参道、右へそれると松花堂跡や石清水社へ続く祓谷道に入ります。

 

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祓谷道の名の由来は、昔はここに祓谷社があり、夏越の祓や年越しの祓はこの地で

行われていました。

 

 

駒返し橋が架かっているこの谷川は、石清水社からの下流で谷筋により曲水に当たるところです。

昔の人は、この清水に己の姿を写し、お参り前に心身を清めていたそうです。

影を写して清めたことから「影清塚」と呼ばれています。

 

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この場所は、細かな階段の七曲りが終わって、道が開け、光も差し込み、すこしホッとする場所です。

昔の人はここで改めて身を清め、石清水八幡宮御本殿へと向かうために心の準備をしていたのですね。

 

男山山内は明治の廃仏毀釈ですっかり景色が変わってしまったと言います。

この辺りもたくさんの坊があり、どんなににぎやかだったのでしょう。

神社であったがために取り壊されずに済んだ大扉稲荷さんだけは、

変わらずに今も、石清水八幡宮へ参拝に向かう人々を見つめ続けています。

八幡とエジソン

  • 2018.02.04 Sunday
  • 11:36

2月11日は、建国記念日。

神武天皇が即位したこの日を戦前までは紀元節と言い、昔から祝日でした。

石清水八幡宮では10時より紀元祭という祭が行われ、皇室の繁栄と国家のますますの発展が祈られます。

 

その2時間後の正午からは境内のエジソン記念碑の前で、エジソンのお誕生日を祝い、遺徳を偲ぶ

エジソン生誕祭が行われ、日米両国の国旗が掲揚され、両国歌が境内に響き渡ります。

 

 

ザ・日本とも言える紀元祭の二時間後に、こんな特異な光景を見られる神社はなかなかないのではないでしょうか。

しかもそれが国家第二の宗廟石清水八幡宮で行われているというのは…?



 

 

世界の発明王エジソンの最も代表する発明品といえば白熱電球でしょう。

「世界の夜を昼にした」と言われ、文明の進歩を大きく助けました。

 

 

その白熱電球の発明になくてはならなかったのがここ京都八幡の竹です。

 

エジソンは、長く灯るフィラメントの素材を世界中に探していました。

その中で、なんと八幡の真竹をフィラメントに使用した電球が最も長く輝いたのです。





八幡市駅の前にはエジソン通りがあり、エジソンの胸像があります。










そしてその由縁で石清水八幡宮にはエジソン記念碑が建立されています。

 

 

 

 

神社の境内にエジソン記念碑とは驚かれるかもしれませんが、実はその歴史は古く、

昭和17年に私のおばあさんが小学校の遠足でその前で記念撮影をしています。



 

このエジソン記念碑は、今のものの先代で展望台にあったころです。

昭和33年に今の場所へ移されます。

 

戦後、GHQが官幣大社をいわば戦犯として潰そうかと石清水八幡宮へ視察に来た際、

エジソン記念碑があったことに友好の念を覚えたという話が残っています。

 

日米友好の懸け橋にエジソンが一役買ったわけです。


 

石清水八幡宮では、毎年2月11日のエジソンのお誕生日と10月18日のエジソンの命日には、

エジソン碑の前で祭典が行われ、日米両国の国旗が並び、両国の国歌が流れます。

 

予約不要で参列できますので、皆様もいかがでしょうか。

 

 

2月11日(日・祝)

12時〜 エジソン生誕祭 神苑エジソン記念碑前にて

 

 

湯立神事のご案内

  • 2018.01.30 Tuesday
  • 13:55

石清水八幡宮の豆まきは、鬼やらい神事として節分前の日曜日に行われ、

今年も一昨日、たくさんの人出で大層盛り上がりました。

 

それとは別に、2月1日と3日の2日間、もうひとつの節分行事として行われる

石清水八幡宮の湯立神事についてご紹介します。

 

ご霊泉「石清水」を大釜で沸かし、御神前に献上、その熱湯を神楽女が笹で参拝者にふりまきます。

 

男山中腹にご霊泉「石清水」を核とした石清水社があります。





このご霊泉は石清水八幡宮の名前の由来ともなるほどで、
神社創建の859年よりも前にすでに、崇敬の対象となっていたといわれています。

石清水は、厳冬にも凍らず大旱にも涸れないご霊泉として、
往古より皇室や将軍家のご祈祷に使用されていました。



 

湯立神事ではその「石清水」を大釜で沸かし、御神前に献上、その熱湯を神楽女が笹で参拝者にふりまきます。





熱湯を浴びると、厄除け、無病息災、五穀豊穣によいといわれています。
神事に使用した笹は、参拝者に配られます。

 

鬼やらい神事が子供連れでにぎやかな神事であるのに対し、湯立神事は年齢層も高めで割としっとりと行われます。

それでも迫力あるお湯のふり巻きを一目みようと、また浴びさせていただこうとたくさんの参拝客です。


 

 

湯立神事は2月1日(木)と2月3日(土)の2日間、いずれも正午から行われます。

両日とも走井餅老舗石清水八幡宮境内店を営業いたします。
ご参拝の際は門前名物走井餅をお求めください。

鬼やらい神事のご案内

  • 2018.01.24 Wednesday
  • 10:29

今週末、石清水八幡宮では節分行事「鬼やらい神事」が行われます。

 

都の裏鬼門である石清水八幡宮。

古来より鬼門や裏鬼門から鬼が入ると言われております。

石清水八幡宮の鬼やらい神事では、鬼門・裏鬼門の方角と対照する2方向を加えた四方と今年の恵方に向かって、

桃の枝でできた弓と剣で打ち、邪気を払います。

桃は古くから縁起が良く邪気を払うと言われています。

また、鬼門(北東)は丑寅の方角といわれ、鬼が牛の角を持ち、トラの毛皮を着ているのもそのためです。

 

 

 

 

 

鬼が御本殿前に押し寄せると、豆まき人が「鬼やろう」と言いながら豆を投げつけて鬼を退散させます。

 

 

その後参拝者に福豆が配られます。

リアルな赤鬼さんと青鬼さんに子供たちは大泣き。

たくさんの参拝者で境内が最もにぎわう神事の一つです。

 

 

1月27日(土)と28日(日)はいつもの販売所とは異なり、本殿前(参道手水舎前)にて走井餅を特別販売いたします。
他に福寿司(恵方巻き)や山城のお茶などの販売もありにぎわいます。
石清水八幡宮ご参拝の折は、門前名物走井餅をお買い求めください。

 

 

鬼やらい神事
1月28日(日)13時〜・14時〜
@石清水八幡宮御本殿前


※この日は大変渋滞しますので、山上までお車で行かれない方がよいでしょう。

山麓に停めてケーブルで上られることをお勧めします。

 

 

 

 

 

厄除大祭焼納神事のご案内

  • 2018.01.17 Wednesday
  • 11:30

厄除開運の信仰が厚い石清水八幡宮では、現在厄除け大祭期間中です。

厄除大祭期間中は、特別なお札をいただけたり、厄除おぜんざいのふるまいがあったりします。

厄除大祭のクライマックスとして、行われるのが19日の焼納神事です。

 

種火を従え神職さんと巫女さんが列をなし、神苑の焼納場へ。




 

祝詞が唱えられる中、炎がどんどん大きくなります。




 

古いお札やお守りが焚きあげられ、年末に準備して納めたご祈祷木もここで焚きあげられます。

 

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そしてこの浄火であぶられた厄除け餅が先着1500名に無料配布され、

毎年大行列ができます。

 

 

お菜箸に、石清水の焼き印が押されたお餅が刺さっています。



厄年の方は是非手に入れたいですね。

 

 

 

厄除大祭 焼納神事

1月19日(金) 10時より1時間程度

山上 神苑 焼納場にて

参列自由

厄除け餅は先着です。

 

 

走井餅老舗も1月21日まで休まず毎日営業しています。

石清水八幡宮へ御参拝の折は、走井餅老舗へお立ち寄りください。

山上の石清水八幡宮境内店も21日まで毎日営業しています。

境内店の場所は、焼納神事の行われているすぐ隣です。

青山祭のご案内

  • 2018.01.16 Tuesday
  • 09:47

1月18日夕方5時より石清水八幡宮では青山祭が行われます。

 

道祖神を迎えて行われるこの青山祭は、数ある石清水八幡宮の祭りの中でも
呪術のような独特の雰囲気があります。

山上の御本殿ではなく、山麓の頓宮前が斎場となる数少ない神事でもあります。

 

石清水祭では八幡大神様の御旅所となる頓宮殿。

ここはかつて疫神堂ともよばれていました。
頓宮の前にこの日だけ特別な八角形の青柴垣が設けられます。

 

 

 

 

 

 

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中央には清砂が盛られ、榊の神籬を刺し立ててあります。

神々を迎える神道祭祀の源流です。

 

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日没とともに道を司る神々を迎え、篝火のゆらめくなか、
国家安泰・厄除け開運が祈願されます。

 

鎌倉時代の文献にも記載されているほど歴史があり、
古くは道饗祭(みちあえのまつり)または疫神祭(えきじんさい)ともいわれ、

天下に疫病がはやらないように防ぐ、疫病除けの神事でしたが、

時代が下るにつれ厄除け神事として行われるようになり、
石清水八幡宮の厄除け参りの起源とも言われています。

 

次第中の、降神・昇神の文字が独特ですよね。

ちょっとぞくっとするのは私だけでしょうか。


 

都の裏鬼門であり、山城国(京)と摂津国(大阪)の国境でもある石清水八幡宮。

悪いものはこの地より入らせないという悪霊退散の考え方であり、

また入ってくるのをとめるのは、山上の御本殿の近くではなく、

入口の山麓ということで、この青山祭は山麓の一の鳥居付近で行われているのです。

 

 

修祓に続き、

やちまたひこ・やちまたひめ・くなどのかみを降神させます。

 

 


献饌

 

祝詞奏上

 

撤饌

 

昇神


 

神事が終わるころにはすっかり日が落ち、寒空の下、篝火の灯りのみがたよりとなります。

この貴重な時間を皆様も体験されてみてはいかがでしょうか。

当日受付でご自由に参列できます。

山麓の頓宮殿へお越しください。ただし、屋外での参列のため大変寒いです。

温かくしてお出かけください。

 

青山祭

1月18日(木)17時より1時間程度

場所 山麓頓宮

 

 

頓宮へは当店の前を通り過ぎ、徒歩1分なので、当店で甘酒でも召し上がって

温まってから参列されてもいいですね。

当店の甘酒は米麹製でノンアルコールなので、その後の神事参列も問題ありません。

 

1月21日まで、休まず毎日営業いたします。

石清水八幡宮へ御参拝の折は門前名物走井餅をお求めください。

山上の石清水八幡宮境内店も21日まで休まず営業しています。

 

皆様のお越しをお待ちしております。

うっすら雪化粧

  • 2018.01.14 Sunday
  • 10:18

今朝、石清水八幡宮山麓もうっすらと雪景色となりました。

ここ八幡市は京都と言っても南の方なので、京都市内に比べてほとんど降ることが少なく、

積雪も滅多にありません。

今朝、少しばかり積もっていた雪も、お日様の力でほとんど溶けましたので、

交通などには影響ありません。

ただ、とっても寒いです。

温かくしてお越しくださいね。

 

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石清水八幡宮一の鳥居

 

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一の鳥居と男山

 

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放生池

凍っています

 

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頓宮北門 通称黒門

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頓宮前庭

 

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頓宮と青柴垣

 

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1月18日に斎行される青山祭の準備で今だけ特別に青柴垣ができています。

青山祭についてはまたブログでご案内します。

 

 

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高良神社

 

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高良神社

 

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頓宮南門 通称赤門

 

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安居橋と男山 

 

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安居橋 通称たいこ橋

 

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石清水八幡宮裏参道 

 

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石清水八幡宮参道と源頼朝所縁の松

 

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石清水八幡宮 二の鳥居

 

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頓宮前庭

 

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頓宮回廊

 

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航海記念塔

 

本日(1/14)、石清水八幡宮周辺は交通規制がかかっており、お車では参拝できません。

公共交通機関をご利用ください。

京阪電車「八幡市」駅下車、男山ケーブルが便利です。

 

石清水八幡宮ご参拝の折は、門前名物走井餅にお立ち寄りください。

山麓の本店、山上の石清水八幡宮境内店共に、1月21日まで休まず毎日営業しています。

本店では温かい甘酒やおうどんを、境内店ではHOT走井餅を御用意して、

皆様のお越しをお待ちしております。

はちまんさんの厄除け参り

  • 2018.01.13 Saturday
  • 10:51

石清水八幡宮は厄除け開運の神社として信仰が厚く、
なかでも毎年1月15日から19日までは
厄除大祭が催され、たくさんの参拝客でにぎわいます。

厄除け大祭期間中は、ご祈祷を受けた方に厄除けぜんざいの振る舞いがあったり、
厄除け用に特別なお札がいただけます。



石清水八幡宮の厄除けは八幡御神矢を受け、
それを手に持ちご祈祷を受ける慣わしになっています。

石清水八幡宮の八幡御神矢は、正月の縁起物の破魔矢ではなく、
八幡大神様の御神徳をいただく「おふだ」にあたります。
節分までの期間は、求めた御神矢を神楽殿で巫女さんが舞いながら
お清めしてくれます。
神楽の音色がありがたく響きます。





ご本殿内では黄色の清衣をはおり、ご祈祷していただきます。
神職さんにお祓いを受け、気を整え、正座にてご祈祷を受けます。
神職さんに自分の名前と住所などが読み上げられると気持ちが引き締まります。

直会のお神酒とお下がりを受け、本殿からおりますと
清め衣に氏名と懇願、年齢を書き込み、
男性は若宮社、女性は若宮殿社に納め厄除け参りは終了です。





 

若宮社 男性の守り神

 

若宮殿社 女性の守り神

 

いずれも本殿の周りにあります。

 

厄年には、運気が下がり、災難や不幸が身に降りかかりやすいと言われています。
厄年なんて気にしない、といえばそれまでですが、

なんかあった後に、あの時お参りしなかったからかも、やっぱりお参りしておけばよかった、などと

思うぐらいならば、転ばぬ先の杖として、厄除け参りをしておいてもよいかもしれません。

私たちの祖先がその長い経験と知恵から見出してきた習慣を

日本人として受け継ぐことも大切ですね。

 

石清水八幡宮ご参拝の折には門前名物走井餅をお求めください。

当店は1月21日まで、山麓の本店、山上の石清水八幡宮境内店共に休まず毎日営業いたします。

 

なお、本日(1/13)と明日(1/14)は石清水八幡宮周辺は交通規制がかかっています。

ご参拝の折は、公共交通機関をご利用ください。

 

 

 

石清水八幡宮と大石内蔵助

  • 2017.12.15 Friday
  • 17:17

12月14日は、討ち入りですね。

あまり意識せずにいたのですが、昨夜のお茶のお稽古で、討ち入りのお軸がかかっていて、

思い出した次第です。

厳密には14日夜中から日付が変わり15日の午前4時ごろと言われているので、

今日の記事にするのはぎりぎりセーフでしょうか。

 

 

歴史上高名な人物は、石清水八幡宮とほぼ関わりがあると言っても過言ではない、と聞いたことがあります。

討ち入りの大石内蔵助もそのひとり。

 


 

この絵図は「八幡山上山下惣絵図」で、江戸時代中期(18世紀中頃)の石清水八幡宮・男山の様子です。

明治時代の廃仏毀釈ですべて取り壊されてしまったのですが、

このころはたくさんの坊が描かれています。

男山四十八坊と言われ、その数は増えたり減ったりしながらも50ほどあったようです。

さぞにぎわっていたことでしょう。

 

 

そのうちの一つ太西坊は、御本殿の北門からすぐのところにあります。

 

 

太西坊の住職、専貞は大石内蔵助良雄の実弟でした。

大石内蔵助良雄が江戸に下向するとき、太西坊に立ち寄り、

仇討ちの大願成就を石清水八幡宮に祈願したといわれています。

 

太西坊の住職を専貞のあとに継いだのが覚運で、

覚運は大石内蔵助良雄の養子(叔父の子)でした。

覚運の墓はもみじ寺として知られる善法律寺にあります。

 

 

この墓が発見されたのは最近のことで、他のお墓と一緒になっていたところを善法律寺のご住職によって

太西坊の二ツ巴の紋をつけて整備されました。

 

江戸期の地誌、「男山考古録」には、覚運が赤穂浪士討ち入りに助力したことが
明記されています。

 

 

 

太西坊の灯篭は石清水八幡宮一の鳥居の前に2つ残っています。

 

 

 

宿坊というのは、遠くから石清水八幡宮を参拝された旅人を泊める宿泊施設をもった坊のことで、

この宿泊費を坊の維持費に充てていたそうです。

 

 

灯をいれるための階段つき。

当店より一番近いところにあるのが太西坊の灯篭です。

 

 

 

 

 

これらの灯篭は、もちろん当初は太西坊の場所にありましたが、

明治時代の廃仏毀釈に伴いこの地へ移築されました。

 

石清水八幡宮の御本殿へ向かう参道にずらりと並ぶ石灯籠も男山にあったそれぞれの坊から

移築されたものです。



 








こちらは松花堂昭乗がすごした瀧本坊からうつされたもの。

瀧本坊跡は、今も男山中腹に残っています。

 

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2010年の発掘調査で、ここにあった閑雲軒が空中茶室の構造であったということが判明したのは

記憶に新しいところです。

崖部分に柱の礎石が多数見つかり、書院部分には、良好な状態で泉水(池)も見つかりました。

当時の松花堂昭乗の生活がよみがえるようです。

 

参道を歩み進めると、足利の祈祷所であった橘本坊や

 

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家康の祈祷所であった豊蔵坊など、

 

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建物はすべて取り壊され、石灯籠は参道へ移築され、本尊、仏様などもあちこちのお寺に移されたり、

壊されたり、行方が分からなくなったりと、実際の坊跡には石垣にしか面影を見ることはできませんが、

歴史を揺るがした人物のエピソードやロマンは、今もここにたくさん詰まっています。

ケーブルで上がっておりるだけだと味気ない参拝だと私が言うのは、こういうことです。

やはり昔の人と同じ、石段を歩いてみてこそ、楽しい発見がたくさんあるのです。

看板も最近設置されましたので、読みながら楽しんでみてください!

 

御神楽参列のご案内

  • 2017.12.02 Saturday
  • 11:36

  

 

12月14日、石清水八幡宮で御神楽(みかぐら)が行われます。
今までは秘祭として行われておりましたが、数年前より参列が可能となりました。

御神楽とは、神様に奉納する雅楽と歌と舞のことです。
石清水八幡宮では御祭神である応神天皇のお誕生日の12月14日(御誕辰祭)と
応神天皇が八幡大神として九州は宇佐の地に初めて御出現された旧暦2月の初卯の日の
年に2回行われています。
そのうち、初卯祭は、八幡大神様の御神慮を和める重要な祭儀であるため
秘祭であり、一般公開は一切されておりません。

 

石清水八幡宮で初めて御神楽が執り行わわれたのは平安時代の914年と非常に歴史も古く、
宮中の御神楽の源流の一つと言われており、また全国各地で行われる御神楽の原型ともいわれています。




御神楽が始まるのは午後5時。
日が落ちてからとなります。


参列者はその前に、清峯殿にて抹茶と菓子をいただきながら、

神職さんから御神楽についてお話をしていただきます。



お菓子は上用饅頭「福うさぎ」。
石清水と言えば鳩と思いますが、勅祭石清水祭でも兎餅というご神饌がお供えされたり、

先ほど述べましたように、初卯の日に御出現されたことから、兎ともかかわりが深いのです。



手水を済ませ、ご本殿に上がると
電気の明かりはすべて消され、淨暗に包まれていました。

庭燎(かがり火)による灯りがゆらめくなか、密やかに、厳かに始まります。



楽人がそれぞれ、神楽笛、ひちりき、和琴の順に神楽曲を独奏します。
そのあと、本方、末方と呼ばれる歌い手が神楽歌を独唱。
そして神様を招きました。

人長と呼ばれる舞人が神の依り代である榊の枝を持ち、
神楽曲「早韓神(はやからかみ)」の合奏に合わせて、採物舞(とりものまい)を舞います。
この舞は神霊を招き、ことほぐ舞だそうです。

徐々に楽器や歌い手の数が増え、
静かな中に雅楽の音色、合唱の声が大きくなり、ご本殿全体にこだまします。

そして、そのあと、クライマックス「宮廻り」が行われます。
これは石清水御神楽の伝統で楽人らと舞人である人長が
全員で合唱し、曲を合奏しながら御本殿の周りを三周するのです。
楽器も行燈も持って行列をなしてご本殿を回られていると、
参列席からは何も見えなくなり、またしばらくすると雅楽の音色と歌声とともに
姿が見えるということが三度繰り返されます。

御神楽の祝詞の中に「あな楽し、あな面白しと聞こしめて」という一節があるそうです。
奉仕する側も神様も一緒に楽しむ、ということだそうです。

最初ははりつめた緊張感でしたが、神楽曲が盛り上がるにつれどんどんと楽しくなっていきます。
きっと神様も楽しんでくださっていたのではないでしょうか。

とても貴重でありがたい経験ができる一夜です。
是非皆様もこの機会に参列されていはいかがでしょうか。

詳細は石清水八幡宮へ。

 



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