春の萬人講のご案内
- 2018.04.14 Saturday
- 13:01
4月20日は八幡の円福寺のお祭りです。
円福寺は臨済宗のお寺。
日供合米(にっくごうまい)といわれる托鉢で、うちにも毎月何度か雲水さんがお見えになります。
修行道場のため、観光のためには普段は一切公開されていません。
萬人講といわれるお祭が春と秋の年に2度あり、
その日だけ境内が特別公開され、どなたでも入りお参りすることができます。
円福寺の達磨大師坐像は、日本最古の達磨像で、聖徳太子の御自作と伝えられています。
大和国達磨寺から八幡に移り石清水八幡宮社務田中家に秘蔵されていたもので、
国の重要文化財に指定されています。
この達磨さんに諸々の願い事の成就をお祈りすることができます。
順路に沿って、境内を進むとたくさんのおまいりがあり、
なんだかご利益のテーマパークのようでとても楽しいのです。
こちらはウスシマさんのおまじない。
東司(お手洗い)の周りを笠をかぶって、「オンクロダーノ・ウン・ジャク・ソワカ」とお経を唱えながら一周すると
寝たきりを防ぐと伝えられています。
これは仏教の守護神、ウスシマ明王さんで、不浄を転じて清浄ならしめる徳を有すると言われています。
他にも和尚さんがきょうさくで肩をたたいてくださるおまじないや
法話もあり、もりだくさんのフルコース。それぞれに行列ができています。
なかでも和尚さんが赤いお膳で運んできてくださる精進料理は、
開運、厄除け、中風のまじないにきくと厚く信仰されています。
お食事は和尚さんのお手作り。
早朝から薪をくべて、こしらえられるそうです。本当にありがたい。
春のお祭りはいつもタケノコ尽くしで大変おいしいのです。
お札さんとご祈祷済みのお箸は持ち帰ります。
食後にはお茶席にも立ち寄り、デザートも欠かせません。
是非、みなさまも最古のだるまさんを拝みに、そしてお心づくしのお弁当をいただきに
萬人講に参加されてはいかがでしょうか。
なお、当日は円福寺で走井餅と鳩もなかを特別販売いたします。
お土産にどうぞお求めください。
円福寺萬人講
4月20日(金)朝7時半〜午後2時半まで
2000円(ご祈祷とお弁当付)
樟葉駅より直通のバスが出ます。
円福寺ホームページはこちら