八幡市社寺文化財特別公開のご案内

  • 2018.11.23 Friday
  • 17:41

明日明後日の二日間、京都・八幡市の7社寺では秋の文化財特別公開が行われます。

ちょうど紅葉も見ごろを迎えています。

この機会にどうぞお越しくださいませ。

 

々駟 石清水八幡宮

 

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貞観元年(859年)に、奈良・大安寺の僧、行教律師によって宇佐よりこの地に勧請され、翌2年に創建されました。
ご祭神は、応神天皇、神功皇后、比彗膺世了或世如朝廷の崇敬も厚く、伊勢神宮に次ぐ第二の宗廟として崇められました。


源義家が7歳のとき、石清水八幡宮で元服し、「八幡太郎義家」と名乗ったことも有名です。


国宝の社殿は、寛永8年(1631年)徳川家光公の造営によるものです。
社殿の内側には織田信長公寄進の黄金の樋があります。
これは石清水八幡宮に天災などが降りかかった時にはこの樋を換金して
対処に当たるようにと言われたと伝えられています。

また、回廊は極彩色に彩られた鳥や動物などの見事な彫刻で取り囲まれています。
これらは、徳川家光公の命によって稀代の名工と謳われる左甚五郎が手掛けたもので

そのうちの一つ「目貫の猿」にはこのような伝説が残っています。
猿が夜中に彫刻から抜け出し悪さをして人々を困らせていたところ、

彫刻の右目にくぎを刺したところ抜け出して悪さをすることがなくなったと伝わっています。
 

普段から一日2回、社殿の内部は神職さんの案内で見せていただけますが、

今回は、回数が4回に増え、またこの二日間限定の文化財も特別公開されます。

 

また、巫女さん体験なども行われます。

 

石清水八幡宮へは八幡市駅から徒歩20分またはケーブル乗車後徒歩8分

山上の御本殿だけでなく、当店前の一の鳥居なども散策ください。

山麓の摂社高良神社のイチョウも見ごろを迎えています。

 

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このイチョウは夜間のライトアップも行われます。

 

 

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石清水八幡宮の法務寺院として開山した善法律寺。

境内の紅葉は足利義詮に嫁ぎ、義満を産んだ善法寺家の良子が寄進したもので、

もみじ寺と呼ばれています。
もとは石清水八幡宮に祀られていたご本尊の八幡大菩薩像、
力強い愛染明王像、不動明王像、
石清水八幡宮頓宮からもたらされた宝冠阿弥陀如来像、
平安時代の地蔵菩薩像、
石清水八幡宮観音堂の本尊であった十一面千手観音像、
このほかにもたくさんの仏像の数々。
石清水八幡宮の旧社殿の材料を用いて寛永年間に建立された本堂の中は、神仏習合の名残が色濃く残り、
本当に素晴らしいものです。

普段は非公開ですのでこの機会に是非お詣りください。

 

そして、同じく24日(土)25日(日)の二日間、金剛庵にて

「もみじ茶席」を開催されます。

お部屋からは池ともみじを眺めることができ、また床の間には

橋本関雪「仙境図」がかけられます。

 

そして、茶席のお菓子は、善法律寺ゆかりの、亥の子餅。

亥の子餅はかつて能勢餅と言われ、大阪北部の摂津能勢から宮中や将軍家に献上されていたのですが、

その地は善法寺家の荘園でした。

お赤飯をついて餅にし、たっぷりの餡で包み、栗をのせたお菓子です。

餅は猪の肉、栗は猪の骨、笹は猪の牙を表しており、

その餅が猪に似せてあるのは八幡三神の応神天皇が若き頃、猪に助けられて危機を逃れた故事にちなんでいます。

 

製造は当舗が担当させていただきます。

 

 

この亥の子餅をお召し上がりいただける機会はこの二日間のみ。

善法律寺もみじ茶席のほか、当舗でも特別販売を行います。6個入り1300円

どうぞご賞味ください。

 

12時〜16時

八幡市駅から徒歩20分

 

神應寺

 

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神應寺は貞観2年(860)宇佐より石清水八幡宮を勧請した奈良の大安寺の高僧、行教に
よって、応神天皇の霊を奉安するために建立されました。

文禄年間(1592〜1596)、征韓の役にあって豊臣秀吉は、石清水八幡宮に詣で、軍の先鋒に神官を望みましたが、

神社側は恐れて命に服しませんでした。

秀吉は機嫌を損ねたのですが、神應寺住僧の機転で、征韓の首途にはまず應神天皇の御寺に参詣すべきと進言。

秀吉は機嫌を直し、寺領200石を寄進したそうです。

男山中腹に位置する本堂には、豊臣と徳川の家紋がふたつならんでおり、大変珍しいものです。

神應寺もみじ祭り

11月24日(土)25日(日)10時〜15時

拝観無料 お茶席は500円

 

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普段は本堂を公開されておられませんが、この日は無料で開放されます。

もとは石清水八幡宮の開山堂にお祀りされていた行教律師坐像や、

豊臣秀吉坐像、豊臣秀吉公ご朱印など神應寺とかかわりの深い

豊臣家や徳川家にまつわる寺宝なども特別公開されます。

また、宇治川・木津川・桂川を一望できる見晴らしの良いお部屋にお茶席も設けられます。

是非この機会にお越しくださいませ。

 

駅からは徒歩1分ですが、階段が5分!

上ると必ず感動していただけるはずですので、がんばって登ってください!

 

ち蠶反声

 

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お社の横には、山の井という井戸があります。

 

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この水を使用して、刀を打っていたと伝わります。

天下五剣とうたわれた国宝「童子切安綱」を作った安綱と、稲荷の神様が

相槌をして、名刀「髭切」と「膝丸」を作った場所だそうです。

また、三条小鍛冶宗近も焼刃に、山の井の水を使ったそうです。

昨今の、刀剣ブームで、聖地として大変人気のある神社です。

通常は1日と15日のみの月2回しか開所されていませんが、今回は特別に開所され、

限定のご朱印がいただけます。

 

 

ちなみに当店の走井餅は刀の形を表しております。


 

それは、発祥の地、大津の走井の水で、三条小鍛冶宗近が刀を打った故事にちなんでいるのですが、

7代目が大津より八幡へ移転するときに、清らかな水の湧く石清水八幡宮のふもとということのほかに、

三条小鍛冶宗近にまつわる伝説が伝わっていたことも決め手だったようです。

相槌神社の鳥居の裏には7代目の名が刻まれています。

 

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八幡市駅から徒歩5分

9時から12時

 

ト行神社

 

   

 

飛行機の発明、というとライト兄弟が有名ですが、実はそれより12年も前に
忠八によって成功されていました。
ですが、当時日本は日清戦争のまっただなか。
忠八は時代の流れに翻弄され、無念の涙をのんだのでした。

ときは流れ、世界が飛行機の時代へと動くとともに、
飛行機による犠牲者が多くみられるようになります。
それを知った忠八は、同じ飛行機を志した人間として
これを見すごすことはできないと、その霊を慰めるために
大正4年に八幡の自邸内に私財を投じて飛行神社を創建し、
航空安全と航空事業の発展を祈願しました。

 

 

今回の特別公開では、二宮忠八の未公開「幡画」「幡詞」が公開され、

また忠八の出身地、愛媛県八幡浜市の物産展が行われます。

 

八幡市駅から徒歩5分

9時から16時

 

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ここは、走り大黒さんをお祀りされている大黒堂の内壁に

参拝者が心願を「らくがき」することで有名なお寺です。

いわば、白壁ずべてが絵馬がわり。

大黒さんは南北朝時代、石清水八幡宮の改築の際に、楠正成が武運長久を祈願して寄進した楠から

刻まれているとのことです。

 

 

 

土日に限り公開されます。

八幡市駅から徒歩10分

9時から15時

 

Ю桔〇

 


 

正法寺は、建久2年(1191年)に、高田蔵人忠国が源頼朝の幣礼使としてこの地に居住したことに始まります。

慶長年中(1596〜1610年)には、娘の亀女(号=相応院)が徳川家康の側室となったことで有名です。

それには、こんなエピソードが今に伝わっています。

お亀さんが子どもを行水させていると家康の行列が通りました。
お亀さんは慌てて子どもをタライに入れたまま家の中へ。
これを見ていた家康は
「この人なら元気な子どもを生んでくれるに違いない」
と見初めたといいます。

お亀さんは、尾張藩主となる義直を産みました。
寺は同藩の庇護を受け、八幡領が検地を免除され、
守護不入の特権を得られたのは、
彼女の働きによるところが大きかったそうです。

現在の建物は、寛永7年(1630年)に再建され、
本堂・方丈・唐門・鐘楼など七堂伽藍を備えた名刹です。

 

また木造阿弥陀如来坐像は、石清水八幡宮の本地仏でした。

 


 

通常非公開ですが、今回は特別公開されます。

八幡市駅からバス

10時半〜15時 

 

 

七社寺の一斉公開。

美しい紅葉と共に普段は見られないもの、体験できないことをお楽しみください。

ほとんどの社寺が、駅から歩ける範囲内、つまり当店からもすぐ近くです。

 

八幡へお越しの際は、八幡名物走井餅をお求めください。

店内茶店では走井餅のほかに、うどん、栗赤飯、栗餅、ぜんざい、抹茶、松花堂アフタヌーンティーなども

お召し上がりいただけます。

八幡観光での一服は、京阪八幡市駅から徒歩2分、走井餅老舗にお立ち寄りください。

昭乗忌献茶会

  • 2018.11.13 Tuesday
  • 14:27

   

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先日、泰勝寺行われた昭乗忌献茶会に参加してきました。

当店から徒歩5分ほどの場所にある泰勝寺は、松花堂昭乗の菩提寺です。

 

松花堂昭乗とは、江戸時代初期に活躍した石清水八幡宮の社僧です。

「書」「和歌」「絵画」「茶の湯」に優れた文化人でもあり、

なかでも書においては、本阿弥光悦、近衛信尹とともに寛永の三筆と言われています。

 

昭乗のお墓は大正時代半ばまで男山山麓にひっそりと風雨にさらされていたそうですが、

円福寺の住職で妙心寺の管長もされた神月老師の発願で、円福寺の別院として泰勝寺が建てられました。

 

神月老師と熊本藩主の細川家が親交があり、廃仏毀釈で廃寺となっていた細川家の菩提寺で熊本の

泰勝寺から寺号は移されています。

 

黄檗宗の隠元禅師

 

本堂正面の「方丈」の額も熊本の泰勝寺より移されたもので、南宋の佛鑑禅師の真筆です。

 

 

本堂には昭乗筆の額がかかります。

 

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こちらは石川丈山。

丈山は昭乗をよく訪ねていたそうです。

 

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本堂に昭乗筆の自画像の掛け軸がかけられ、お献茶と法要が行われました。

 

 

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法要後は、昭乗の墓前にお参りし、お焼香させていただきました。

 

神仏習合の信仰であった石清水八幡宮には、江戸時代には男山四十八坊と言われる

ほどの多数の坊があり、僧侶がおりました。

昭乗がいた坊は瀧本坊といい、泰勝寺には瀧本坊代々の僧侶のお墓があります。

 

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師匠の滝本坊実乗と弟子の萩坊乗円の間に大阿闍梨昭乗のお墓がありました。

 

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お斎は、ゆかりの松花堂弁当。

 

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もとは農具入れとして使用していた四つ切箱を昭乗が絵具箱や煙草盆に使用していました。

その四つ切箱を弁当箱に使用したものを松花堂弁当と呼ばれています。


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ご住職お手間入りの精進料理の数々。

どのお品もとてもおいしくいただきました。

 

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大正時代、松花堂会が発足し、泰勝寺で三千家により定期的に茶会が催されるようになり、

点心のいれものとして四つ切箱が使用されました。

その頃のお弁当箱を今も実際に使用されています。

 

身、ふたともに春慶塗で50そろっています。

身と蓋に松花堂焼き印が押されており、ふた裏には所縁の方々による画または画賛が墨で描かれています。

 

蓮の実 伊藤令恭

 

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富士山 武者小路千家12代聴松 

 

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水仙 植田耕甫

 

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堪忍袋 神月徹宗

 

普段は博物館に入っている、100年前からの素晴らしいお弁当箱で食べさせていただいて、

大感激しました。

 

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泰勝寺には、瀧本坊にあった閑雲軒のお茶室が再現されています。

日本百名席でもある閑雲軒は、たくさんの窓が配されています。

 

 

 

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男山の中腹にあったころは、清水寺のように崖からせり出す懸け造りという構造で7メートルもの柱で支えられていました。

この閑雲軒で、親交の深かった小堀遠州などを招き、頻繁に茶会を催していたそうです。

たくさんの窓から、京都や宇治を眼下に眺めていたのでしょうね。

現代で言うところの空中茶室。

「閑雲軒」と昭乗が名づけたのも納得できる気がします。

 

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床の間には昭乗筆の軸がかかり、煙草盆はかつて昭乗が農具入れを茶会で煙草盆に見立てて使用したという

それです。

 

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こちらも昭乗の画。

 

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贅沢な空間でお薄とお菓子をいただきました。

 

 

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奥には宝物殿があり、昭乗愛用の茶碗や自ら削った茶杓、蓋置などが展示されています。

 

一般公開されている日は限られているのですが、お茶人ならもちろん、そうでなくても

是非お参りしていただきたいお寺です。

 

松花堂アフタヌーンティを始めたタイミングで、昭乗さんの菩提寺にお参りできて

気の引き締まる思いでした。

 

 

 

 

非公開文化財特別公開のご案内

  • 2018.10.31 Wednesday
  • 17:41

明日11月1日より京都古文化保存協会主催の京都非公開文化財の特別公開がはじまり、

八幡市では石清水八幡宮と松花堂庭園美術館が特別公開の対象となります。

 

 

公開箇所1、石清水八幡宮

国宝御本殿、御社殿内の織田信長寄進「黄金の雨どい」や左甚五郎の「目抜きの猿」などが公開されます。


 

貞観元年(859年)に、奈良・大安寺の僧、行教律師によって宇佐よりこの地に勧請され、翌2年に創建されました。
ご祭神は、応神天皇、神功皇后、比彗膺世了或世如朝廷の崇敬も厚く、伊勢神宮に次ぐ第二の宗廟として崇められました。


源義家が7歳のとき、石清水八幡宮で元服し、「八幡太郎義家」と名乗ったことも有名です。


国宝の社殿は、寛永8年(1631年)徳川家光公の造営によるものです。
社殿の内側には織田信長公寄進の黄金の樋があります。
これは石清水八幡宮に天災などが降りかかった時にはこの樋を換金して
対処に当たるようにと言われたと伝えられています。

また、回廊は極彩色に彩られた鳥や動物などの見事な彫刻で取り囲まれています。
これらは、徳川家光公の命によって稀代の名工と謳われる左甚五郎が手掛けたもので

そのうちの一つ「目貫の猿」にはこのような伝説が残っています。
猿が夜中に彫刻から抜け出し悪さをして人々を困らせていたところ、

彫刻の右目にくぎを刺したところ抜け出して悪さをすることがなくなったと伝わっています。
 

普段から一日2回、社殿の内部は神職さんの案内で見せていただけますが、

この特別公開の時なら、時間内いつでもすぐに入れるのが魅力ですね。

 

石清水八幡宮へは八幡市駅から徒歩20分またはケーブル乗車後徒歩8分

山上の御本殿だけでなく、当店前の一の鳥居なども散策ください。

 

 

 

 

 

公開場所2、松花堂庭園美術館

美術館にて花卉扇面など竹久夢二の作品が公開されます。

 

 

 

松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)とは、江戸時代初期に活躍した石清水八幡宮の社僧です。
「書」「和歌」「絵画」「茶の湯」に優れ、小堀遠州などとともに寛永年間を代表する文化人でもありました。

みなさんが必ず耳にしたことのある「松花堂弁当」の生みの親でもあります。
といっても昭乗が実際にお弁当を作ったわけではありません。
昭乗が使っていた4つ切の道具箱をヒントにのちの料理人が、4つ切りの箱に詰めたお弁当を
昭乗から名前をとり、松花堂弁当と名付けたといわれています。

 

松花堂庭園は、もとは東車塚古墳という土地でしたが、明治時代の廃仏毀釈の折に、石清水八幡宮から

昭乗の住んでいた草庵茶室や泉坊書院が移築され、のちに庭園として整備されました。
草庵茶室は、たった二畳の空間に、実に理にかなった構造となっており、また茅葺の二重構造の屋根や、

天井裏の土佐光武の鳳凰画などに、当時の昭乗の権力やセンスを垣間見ることができます。

 

松花堂庭園は、6月の大阪北部地震および9月の台風21号で壊滅的な被害に遭い、草庵茶室や泉坊書院のある内園は

現在も立ち入り禁止が続いています。

四季の花や紅葉の美しい外園部分のみ、ようやく先週から再開が始まったところですが、

外園の中でも、3つあるお茶室はまだ修復の途中で、利用及び見学はできません。

 

そんなときだからこそ、松花堂庭園に訪れて、応援してあげたいですね。

 

松花堂庭園へは、八幡市駅よりバスまたはタクシー、またはレンタサイクル。歩くと30分以上はかかります。

駐車場も完備されています。

 

 

 

 

散策に気持ちいい好季節、ぜひ八幡市の文化財をお楽しみください。

 

散策後の一休みは、走井餅にてお待ちしております。

 

非公開文化財特別公開 11/1(木)〜11/11(日)

http://www.kobunka.com/

 

刀剣ゆかりの神社

  • 2018.10.24 Wednesday
  • 12:13

近年、刀剣女子と呼ばれる女性たちの間で聖地の一つとして

ひそかな人気を呼んでいる神社が、当店から徒歩3分ほどの所にあります。

 

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相槌神社です。

当店の前を石清水八幡宮沿いに境内は入らずに、道路を歩いていった

突き当りにあります。

ちょうどそこは、石清水八幡宮の表参道の階段の登り口でもあります。

 

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相槌神社はお稲荷さんなので、初午の日は、毎年神職さんによってお祭りが行われています。

しかしそれ以外はひっそりとした場所でした。

それが、近年の刀剣ブームからか、お参りが増え、

今では毎月1日と15日のみですが、社務所が解放され、

ご朱印やお札お守りもいただけるようになりました。(9時半から午前中のみ)


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お社の横には、山の井という井戸があります。

この水を使用して、刀を打っていたと伝わります。

天下五剣とうたわれた国宝「童子切安綱」を作った安綱と、稲荷の神様が

相槌をして、名刀「髭切」と「膝丸」を作った場所だそうです。

また、三条小鍛冶宗近も焼刃に、山の井の水を使ったそうです。

 

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井戸は今も水が湧いています。

 

 

 

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刀剣ファンの方もそうでない方も是非お参りされてはいかがでしょうか。

 

ちなみに当店の走井餅は刀の形を表しております。


 

それは、発祥の地、大津の走井の水で、三条小鍛冶宗近が刀を打った故事にちなんでいるのですが、

7代目が大津より八幡へ移転するときに、清らかな水の湧く石清水八幡宮のふもとということのほかに、

三条小鍛冶宗近にまつわる伝説が伝わっていたことも決め手だったようです。

相槌神社の鳥居の裏には7代目の名が刻まれています。

 

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円福寺萬人講のご案内

  • 2018.10.11 Thursday
  • 13:10

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10月20日は八幡の円福寺のお祭りです。

円福寺は修行道場のため、観光のためには普段は公開されていないのですが、

萬人講という名のお祭が春と秋の年に2度あり、

その日だけどなたでも入ることができます。

 

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円福寺は、天明3年(1783)白隠四天王のひとり、斯経によって妙心寺派の臨済宗修行道場として創立され、

南山焼の浅井周斎らによって整えられました。

場所は国道一号線から直ぐなのですが、参道をぬけると

山奥に来たかのようにとたんに静かになります。



 

円福寺の達磨大師坐像は、日本最古の達磨像で、聖徳太子の御自作と伝えられています。

大和国達磨寺から八幡に移り石清水八幡宮社務田中家に秘蔵されていたもので、
国の重要文化財に指定されています。

万人講ではこの達磨さんに諸々の願い事の成就をお祈りすることができます。




お寺に入ると、順路に沿っていろいろなお参りがあり、

必ず行うのはトイレの神様のおまじない。



東司(お手洗い)の周りを笠をかぶって、「オンクロダーノ・ウン・ジャク・ソワカ」とお経を唱えながら一周すると
寝たきりを防ぐと伝えられています。

これは仏教の守護神、ウスシマ明王さんで、不浄を転じて清浄ならしめる徳を有すると言われています。


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他にも雲水さんがきょうさくで肩をたたいてくれはるおまじないや

和尚さんによる法話もあり、なんだか次々とご利益のテーマパークのようでとても楽しいのです。

なかでも雲水さんが赤いお膳で運んでくれはる精進料理は、
開運、厄除け、中風のまじないにきくと厚く信仰されています。




このお弁当が目当てと言っても過言ではないぐらい、実はとても楽しみ。

托鉢のおダイコンや畑のゴボウなどが入っているお寺のお手製のお弁当は、本当にありがたいもの。

お札とご祈祷箸は持ち帰ります。

 

東京の有栖川宮家の建物を高松宮殿下から御下賜された御殿があり、

そちらでお抹茶もいただけます。

 

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いろいろと盛りだくさん、とっても楽しいお祭りです。

どなた様でも参加できますので、

是非、みなさまも最古のだるまさんを拝みに、そしてお心づくしのお弁当をいただきに

萬人講に参加されてはいかがでしょうか。

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なお、当日は走井餅を円福寺で特別販売いたします

どうぞお土産に走井餅をお求めください。

 

 

円福寺萬人講

10月20日(土)朝7時半〜午後2時半まで

2000円(ご祈祷とお弁当付)

 

樟葉駅より直通のバスが出ます。

 

 

 

円福寺ホームページはこちら

女郎花塚と頼風塚

  • 2018.10.03 Wednesday
  • 11:50

秋の七草、ご存知ですか?

 

女郎花(おみなえし)・尾花(すすき)・桔梗(ききょう)・撫子(なでしこ)・藤袴(ふじばかま)・葛(くず)・萩(はぎ)

 

なかでも八幡には、女郎花(おみなえし)という地名が付いた場所があります。

松花堂庭園周辺がその地名です。

 

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というのも、その地と女郎花がゆかりがあるからです。

 

世阿弥作の謡曲「女郎花」


「男山のふもとに住む小野頼風と深い仲にあった都の女が、
男の足が遠のいたのを恨み悲しんで、放生川に身を投げた。
女の脱ぎ捨てた衣が朽ちて、そこから女郎花が咲き出し、
恨み顔に風なびいている姿をはかなんだ頼風も、後を追って入水した。
これを憐れんだ人々は、塚を築いて、女塚、男塚とした。
邪淫の妄執に苦界を彷徨っていた男女の亡霊が、この塚から現われて、
旅僧回向を乞い、そのおかげで結ばれた。」

 

平安初期の恋の物語。

名所旧跡にことよせた能作の一つといわれています。

 

 

松花堂庭園にはこの女郎花塚・女塚があります。

 

 

そして女郎花塚のそばに、女郎花の花。

 

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男塚・頼風塚は、同じく東高野街道沿いですが、女塚からはかなり離れた場所にあります。

 

 

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周りに生い茂る葦は、「片葉の葦」と呼ばれ、
女郎花塚の方向にしか葉が付いておらず、女郎花塚に向かい、
今も「恋しい、恋しい」となびいているといわれています。

 

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女郎花塚は松花堂庭園内にありますが、今は大阪北部地震の影響で休園中です。

再開したら是非ご覧になってください。

 

頼風塚は当店から歩いて10分ぐらい、善法律寺の近くにあります。

どなたさまでもご覧になれますので、散策途中に立ち寄ってみてくださいね。

 

 

台風一過

  • 2018.10.02 Tuesday
  • 15:06

9月30日夜間に、近畿地方を台風24号が通り過ぎて行きました。

ここ京都府八幡市も、午後10時ごろにすさまじい吹き返しの風が吹き、

お店から外を見ておりましたが、男山の木々が風にあおられてうねり、

電線が飛んでいくのではないかと思うほど、大縄跳びの縄のように揺れてはねていました。

今月初旬の台風21号の記憶もまだ新しいところですが、今回は幸い前回ほどの大きな被害は当店にはありませんでした。

本日より通常通り営業しております。

 

八幡市内、爪痕はのこりつつも、台風一過の青空が広がっていました。

 

石清水八幡宮

 

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安居橋・さざなみ公園

 

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神應寺

 

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背割堤 木津川・宇治川・桂川

 

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流れ橋

 

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獅子舞来る

  • 2018.09.28 Friday
  • 14:34

先日、雨の中、獅子舞がやってきました。

 

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これは、伊勢大神楽といって古くは伊勢神宮のお札を届けるために三重県の桑名で始まったもので、

今はうちには安田市太夫という団体が年に二回お越しになります。

 

ピーヒャラピーヒャラという笛の音と、リズミカルな小太鼓の音に合わせて、

家内安全、御商売繁盛と唱えながら、獅子が舞います。

 

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昔からうちでは当たり前の光景ですが、今ではご近所でもされているおうちは少なく、

道行く人が、「今日はお祭りですか?」と不思議そうに足を止めていかれていました。

 

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台風21号の被災状況につきまして

  • 2018.09.05 Wednesday
  • 19:01

今回の台風21号において被害に遭われました方に心よりお見舞い申し上げます。

 

当舗は裏庭の屋根が浮いたり、雨樋などが落下したりはございますが、幸い大きな被害はございません。

浸水被害もありませんでした。

製造部やお客様に直接影響のある場所に被害はないため、本日も朝から通常通り営業しております。

ご心配頂きました皆様には、心よりお礼申し上げます。

 

9月4日昼ごろより近畿地方を縦断した台風21号は、京都各地でも甚大な被害をもたらしました。

ここ八幡市も14時ごろから雨風が強くなりだし、特に風は今まで経験したことのないほどの強さで

命の危険さえ感じました。

 

石清水八幡宮では倒木が多数あり、電線が遮断されたため、男山全山で停電と断水が続いております。

現在、表参道、裏参道共に通行止めとなっており、勅祭石清水祭を10日後に控えているため、

早期の復旧が望まれるところです。

 

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神應寺や隣の杉山谷不動尊も倒木が多数あり、参道はふさがれてしまっています。

また、先日の西日本豪雨で土砂崩れが発生し、その復旧途中だったので

重ねての被害となりました。

 

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さざなみ公園の桜も数本折れてしまいました。

なかでも安居橋をバックに写真がきれいに撮れる枝垂桜が折れてしまったのは悲しいです。

 

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桜の名所、背割堤も甚大な被害を受け、たくさんの桜が折れた模様です。

現在背割堤は通行止めのため、どれほどの本数が折れてしまったのかは確認できませんでしたが、

来春にいつものような壮大な桜並木は見られるでしょうか。

大変心配です。

 

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他にも、前を通りがかっただけですが、善法律寺や正法寺も被害が大きそうです。

 

また、住宅もあちこちで瓦や屋根、壁などがめくれ、飛んでしまっています。

先日の大阪北部地震の被災地でもある八幡は、まだ屋根にブルーシートを被せている家も多かっただけに

被害が重なることとなっていしまいました。

街には飛ばされた看板などが散乱し、信号機は曲がってしまい、

台風21号がいかに大きな台風だったかがわかります。

一日も早い復旧を望むばかりです。

 

今年は災害の多い夏です。

これ以上の災害が起こらないように切に願います。

 

お地蔵さん

  • 2018.08.24 Friday
  • 17:21

8月23日と24日は、京都では地蔵盆というおまつりを行います。

各町内ごとにたくさんお祀りしてあるお地蔵さん。

地蔵盆は、そのお地蔵さんの年にいっぺんのお祭りで、

町内が皆集まって盛大に行われます。

お寺さんにお参りにきていただくのですが、特に子供が喜ぶように工夫してあって、

お菓子がもらえたりゲームがあったりと

子供にとって夏休み終わりの楽しみなイベントでした。


 

うちの高坊町内のお地蔵さん。

このお地蔵さんは、近くの杉山谷不動尊が土砂崩れにあったときに、鉄砲水とともに

うちの店の前に流れてきはったそうです。

泥まみれになってはったお地蔵さんを、うちの7代目のおばあさんが拾わはって、

これはここの町内を守ってくれはるに違いない、そのために流れてきはったんや、と

高坊町内のお地蔵さまとして祀らはったそうです。

100年ほど前の話です。

それから毎年、地蔵盆には、もとの杉山谷不動尊(神應寺)の和尚さんがお参りに来てくださっていました。

今では、私の子供のころのように、盛大な地蔵盆は行われていないのですが、

大事にお世話をしてくださる人々によって、毎日きれいにされています。

 

八幡も少し歩くだけでもたくさんのお地蔵さんに出会えます。

お店からはちまんさんの山麓を5分ほど南に歩くと
相槌稲荷のお隣に平谷地区のお地蔵さん。






そこから西へ3分ほど
念仏寺さんのお地蔵さん。






 

そこからさらに西へ3分。

森のお地蔵さん。

 

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ここのお地蔵さんは、150cmほどあり、大きくて驚きます。

当店の周りも含めて、この辺りの地域は第三区と呼ばれるのですが、

三区の中でも特に立派ではないでしょうか。

おぼとけさんと親しまれ、お姿は阿弥陀如来ですが、夜泣き地蔵さんとも呼ばれています。

 

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周りには室町時代のお地蔵さんもずらりと並びます。

 

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祠の中には2体のお地蔵さん。

こちらは昔は貸し出しで出張されていたので遊び地蔵さんと呼ばれているそうです。

 

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念仏寺さん方向へ戻って、そこから北へ2分

山路地区のお地蔵さん。

 

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さらに北へ3分。
田中町のお地蔵さん。

 

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この辺りは、現在の地名では吉野地区なのですが、

昔から石清水八幡宮別当(宮司)の田中家の屋敷があったので、

田中町と呼ばれています。

 

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そこから東へ3分。
山柴地区のお地蔵さん。







そこから徒歩1分。
土井地区のお地蔵さん。







 

ちょっとぐるりと歩いただけでたくさんのお地蔵さんに出会えました。


規模は町内によって様々ですが、
それぞれが大事にしてはるのがよくわかります。

毎日、きれいにお花がいれてあるし、
地蔵盆になったら提灯を掲げ、たくさんのお供えがしてある。

 

うちにも、今日は地蔵盆にお供えする小餅のご注文がありました。

 

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町を守ってくれたはるお地蔵さん。
景色として見過ごさずに、前を通る時は立ち止まって手を合わせたいものですね。

 

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