お盆

  • 2019.08.15 Thursday
  • 14:49

台風がこようが、猛暑であろうが、いつもの通りうちにもお盆がやってきました。

 

うちのお仏壇には、6代目から9代目のご先祖さん。

それ以前は大津で、うちの7代目は6代目の四男なので、お位牌はありません。

 

13日、おそうめんでお迎えします。

 

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なにやらものすごい暑いとこを通ってきゃはるようで、息も炎になるほどなので

冷たいおそうめんがいいらしいです。

お膳は、月参りのときは2つですが、お盆は3つ。

ひとつは、無縁さんのものやそうです。

 

この日は、八幡市内のお寺さんが二軒お参りに来てくださいました。

 

 

14日は、お膳とともにおはぎを忘れずに。

もちろん自家製です。

 

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この日もまた別のお寺さんがお参りに来てくださいました。

 

15日の本日は、お膳とお弁当を。

 

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お弁当の中身は白蒸しで、こちらも自家製。

白蒸しはあえて器に移し替えず、パックのままなのは、ご先祖さんがあちらへ帰らはる

お弁当やからそうです。

おいしいお弁当持って、今夜、かえっていかはります。

短い滞在期間でしたが、ゆっくりしてくれはりましたやろか。

 

お盆の間は、夜は御詠歌をあげます。

先祖がやはったから今があります。

だれ一人欠けても、自分は生まれてきてないわけですね。

ご先祖さんありがとうございます。

 

本日、台風接近ですが、いまのところ大丈夫そうなので通常営業しています。

白蒸しも販売していますので、

ご先祖さんの今夜のお弁当にいかがでしょうか。

 

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お店の床の間

  • 2019.05.01 Wednesday
  • 18:29

お店の床の間に大将人形を飾っています。

 

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応神天皇

石清水八幡宮の御祭神

 

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神功皇后

応神天皇の母上で、石清水八幡宮の御祭神です。

 

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武内宿禰命

武内社の御祭神および

石清水八幡宮摂社で八幡の氏神様、高良神社の御祭神で、

石清水八幡宮田中宮司のご先祖です。

 

かしわ餅は自家製のものを。

 

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天保12年

細工人は伊東久重で

7代目が大津から八幡へ来た時に、石清水八幡宮の所縁のお人形をということで

求めたようです。

 

今年は提灯箱と提灯も出してみました。

 

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石清水八幡宮からの頂き物。

 

 

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色紙は、橋本関雪 猟図

大正4年の第9回文展入選作品です。

橋本関雪は、当家が手放した大津の本家を、別邸として購入し、

庭園と走井の井戸の保存に努めてくださった人物です。

 

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また、本日令和元年5月1日付の

八幡市六社寺のご朱印も並べています。

是非大将さんと共にご覧ください。

 

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おかげさまで、明和元年に創業してから、本日で20個目の元号を迎えることができました。

これもひとえにその時代時代にご贔屓にしてくださったお客様と関係各位のお力添えの賜物だと

心より感謝しております。

新しい令和の時代も、走井餅老舗をどうぞよろしくお願いいたします。

 

◎ゴールデンウィーク期間の営業のご案内◎

 

5/6まで休まずに毎日営業します。

8時から18時まで。喫茶ラストオーダーは17時半です。

 

石清水八幡宮の境内店も4/27〜5/6まで休まず毎日営業いたします。

10時から16時。5/4のみ10時〜21時。

 

5/4石清水灯燎華(夜間ライトアップ)の日は、山上の境内店のみ21時まで営業。

(ただし売切れ次第閉店)

山麓の本店は18時までで閉店しますのでご注意ください。

 

5/7.8はお休みさせていただきます。

かき氷は5月中旬スタートです。

 

◎ゴールデンウィーク中のイベント

<石清水八幡宮>

石清水八幡宮非公開文化財特別公開(〜5/6)

石清水灯燎華(夜間ライトアップ)5/4

・菖蒲祭(5/5) 

●境内店は期間中毎日営業。

●5/1〜5/6は石清水八幡宮清峯殿で喫茶にて走井餅をお召し上がりいただけます。

 

<八幡市内各所6社寺>

やわたのご朱印めぐり(〜5/6)

石清水八幡宮・飛行神社・神應寺・善法律寺・らくがき寺・相槌神社

 

<一休寺(京田辺市)>

原派 江戸の一休寺展

●5/6まで、一休寺のお茶席で当店の柏餅がお召し上がりいただけます。 

おひなさま

  • 2019.02.07 Thursday
  • 08:53

お店の床の間におひな様を飾りました。

毎年少しずつ飾るものに変化をつけているのですが、

今年はなんとおひな様に箕(み)の中へ入っていただきました!

 

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今は使用していませんが、昔は実際に使用していた大きな箕です。

今はステンレス製に変わってしまった道具類ですが、昔の竹製のものもきれいなままです。

おひな様たちは少し居心地が悪そうですが、少しの間辛抱していただくことにして。

 

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三人官女も数年ぶりに出してあげました。

 

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このおひな様は祖母のもので大正後期〜昭和初期のものです。

 

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お餅はもちろん自家製、つきたてです。

 

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色紙は橋本関雪

 

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他にもショーケースの中や上などお店のいたるところにおひな様を飾っています。

 

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このガラス製のものは、八幡市で活動されているガラス作家

伊藤泰三さんのものです。

SUN GASS STUDIO KYOTO 

http://www.sun-glassstudio.jp/

 

3月中旬まで飾っています。

是非ご覧にいらしてください。

 

店頭ではひなあられやかわいいお干菓子も販売しています。

またおひな様用の小さな鏡餅や

初節句用のお赤飯、紅白饅頭のご予約も承ります。

 

 

本年の八幡まちかど雛祭りは3月1日から10日までの開催です。

詳細はまたご案内いたします。

初午

  • 2019.02.02 Saturday
  • 11:13

今日は初午。

2月にはいってから、初めて迎える午の日を初午と言い、お稲荷さんの一年で一番大きな祭日です。

お稲荷さんといえば、京都には総本山である伏見稲荷大社がありますが、

身近なところにも、町内にお祀りしてあったり、会社の屋上にお祀りしてあったり、

お店屋さんのお庭にお祀りしてあったりしますね。

とくに商売をしている家には、商売繁盛の神様として、信仰が厚く、

うちの家も昔から、お稲荷さんをお祀りしています。

今朝は、普段のお祀りよりもすこし豪勢に、紅白のお鏡餅といなり寿司、他に野のもの、山のもの、海のものをお供えし

商売繁盛と五穀豊穣をお祈りしました。

 

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お客さまからもこの時期は紅白のお鏡餅のご注文をいただきます。

 

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当店の周りにもお稲荷様がたくさんお祀りされています。

一つは、石清水八幡宮末社の大扉稲荷社。

 

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石清水八幡宮表参道の中腹に位置します。

 

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昔、この辺りに狐が住んでいて、芝刈りに来る人にいたずらをするので、

祠を建てて、悪さを鎮めたという伝説が伝わっています。

その後、文政時代に石清水八幡宮によって改築されました。

ここのお稲荷さんは、宝くじを買ったらお参りするとよい、と言われています。

 

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もう一つは、刀剣女子に最近人気の相槌神社。

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お社の横には、山の井という井戸があります。

 

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この水を使用して、刀を打っていたと伝わります。

「相槌を打つ」とは、今では話を聞くときの合いの手の意味でつかわれますが、

そもそもは刀鍛冶が刀を鍛えるとき、向かい合った弟子と呼吸を合わせて槌をおろすということ。

かの有名な刀鍛冶、三条小鍛冶宗近が相槌を打つパートナーに困り、

お稲荷さんにお百度参りをすると、お稲荷さんの化身キツネが化けてでてきてパートナーになり、

名刀「小狐丸」が誕生したというエピソードがあり、

相槌神社とお稲荷様は深いかかわりがあります。

ここの相槌神社でも三条小鍛冶宗近が焼刃に山の井の水を使ったそうで、鳥居の扁額には

三条小鍛冶相槌神社と書かれています。

 

 

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また、天下五剣とうたわれた国宝「童子切安綱」を作った安綱と、稲荷の神様が

相槌をして、名刀「髭切」と「膝丸」を作った場所でもあるそうです。

 

昨今の刀剣ブームで、聖地として大変人気のある神社です。

毎月1日と15日の月2回開所され、

限定のご朱印がいただけます。

 

 

大扉稲荷と相槌神社は、石清水八幡宮へ上る階段のふもとと中腹という立地で、

歩いて5分程度です。

どちらもお参りされてはいかがでしょうか。

 

小正月

  • 2019.01.15 Tuesday
  • 14:08

今日は1月15日。

お正月飾りのしめ縄は全部下げました。

とんどさんと言われ、1月14日の夜か15日の朝に、お正月飾りは燃やされます。

今朝、7時半に善法律寺の前を通りがかったら、和尚様が法衣を着てらして、すでにお焚きあげの最中でした。

うっとこは1月19日の石清水八幡宮の焼納神事にてお焚きあげしていただきます。


 

床の間の若松も下げて、万年青にいけかえました。

 

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万年青(おもと)は四季を通じて青々した葉と、冬に色づく赤い実の力強い美しさ、
また内側の新葉が成長するにつれて外側の古葉が枯れ落ちる特徴から
新旧の交代する関係が永続につながるめでたいものとして
古くから正月の祝い花として用いられてきました。

節分まではまだ猪と共におめでたいしつらえで。

 

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橋本関雪 豪猪

 

 

 

そして、小正月と言えば、小豆粥。

 

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赤い色が魔よけの意味もある小豆入りのお粥をいただき、一年間の邪気を払い無病息災を願います。

ホクホクの小豆に、つきたてのお餅、やさしいおかいさん。

たっぷりといただき、体も温まりました。

昔は嫌いだったこの小豆粥ですが、年々おいしく感じられて、毎月食べてもいいぐらい。

 

元日から使うてた祝箸を使うのもこれで終わり。

 

世間はもうすっかりお仕事モード、通常運行と言ったところでしょうが、

石清水八幡宮は本日から19日まで厄除け大祭期間が始まり、

厄除のお詣りにたくさんの方でにぎわいます。

うっとこの通常運行にはまだまだもう少し。

節分までは、華やかな雰囲気が続きます。

 

1月20日まで、休まず毎日営業いたします。

石清水八幡宮へ御参拝の折は門前名物走井餅をお求めください。

山上の石清水八幡宮境内店も20日まで休まず営業しています。

 

皆様のお越しをお待ちしております。

 

えべっさんで残り福

  • 2019.01.12 Saturday
  • 11:13

毎年恒例京都ゑびす神社へお参りへ行ってきました。

関西では「えべっさん」といい、商売繁盛のお詣りでにぎわいます。

 

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今宮戎、西宮戎など大阪、兵庫に大きなえべっさんが、

また小さなえべっさんも各地にありますが、うちは昔から京都の祇園にある

えべっさんにお参りに行きます。

子供のころから、お正月忙しかったのがひと段落して、

家族でお出かけするのが恒例行事でした。

 

「10日えびす」といって、10日が一番盛り上がる日ですが、

昨日は11日の残り福へ。

 

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昨年の笹をおろし、お納めします。

古いお札をかえすのと同じ感覚です。

 

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御本殿へお参りを済ませたら、今年の笹をいただきます。

「商売繁盛で笹もってこーい」

 

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舞妓さんから笹をいただくと、福娘さんに飾りをつけていただきます。

 

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色々選ぶのが楽しい。

 

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餅屋なので稲穂と米俵は欠かさずにつけてもらいます。

 

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商売繁盛をお祈りして!

 

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干支色紙

  • 2019.01.08 Tuesday
  • 14:53

床の間に今年の干支の色紙をかけています。

 

 

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村瀬明道尼筆 亥

 

今にも走り出しそうな、猪突猛進という言葉がぴったりの

勢いの良いこの字は、大津・月心寺の元ご住職の真筆です。

月心寺とは、当家が八幡へ移る前に走井餅の商売をしていた場所で、

走井の名水が湧いています。

 

   

 

その地は日本画家・橋本関雪の別荘として買い取られ、関雪没後に関雪と妻ヨネを弔うための菩提寺として

創建されました。

村瀬明道尼は月心寺の二代目の住職で、

庵主さんが走井の名水で作る精進料理は絶品と名高く、

全国より庵主さんのゴマ豆腐をはじめとしたお料理と、法話を求める方が訪れる

人気のお寺となりました。

NHKの朝の連続ドラマ「ほんまもん」のモデルにもなり、

野際陽子さんが、お役を務められました。

村瀬明道尼は生前、毎年年始に当家へお立ち寄りになり、

その年の干支の色紙をくださいました。

「これがほんまもんの走井餅の味や、よう覚えとき」とお弟子さんにおっしゃっていたお姿を

私もよく覚えています。


 

 

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若いころに交通事故にあわれ、右手の自由を奪われ、左手で書かれる尼主さんの字は
なんとも力強く生命力に満ちあふれており、元気をいただきます。

 

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こちらは 橋本関雪 豪猪

 

明治45年関雪29歳の作品です。

色紙から今にも猪が飛び出してきそう。

 

関雪の目に止まったおかげで、走井餅創業の地と走井の井戸は切り売りされずに残ったわけです。

その後100年もの間、初代住職村上獨譚、二代目住職村瀬明道尼、そして現在、関雪のひ孫である橋本家の方へと

関雪の意志は引き継がれ、庭園やお堂、仏像、走井の名水は残っています。

 

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創業の地が残っているということは、今も走井餅を作り続けている私たちにとってこの上なく

尊く有難いことです。

 

新年早々、八幡の地で大津走井ゆかりの色紙をかけ、

今年も走井餅を作っていくことを心に誓いました。

干支終い

  • 2018.12.19 Wednesday
  • 16:17

床の間に干支色紙をかけています。

毎年12月になると、干支終いということで、今年の干支の色紙をかけ、

名残を惜しんでいます。

 

 

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村瀬明道尼筆 戌

 

大津・月心寺の元ご住職の真筆です。

月心寺とは、当家が八幡へ移る前に走井餅の商売をしていた場所で、

走井の名水が湧いています。

 

   

 

その地は日本画家・橋本関雪の別荘として買い取られ、関雪没後に関雪と妻ヨネを弔うための菩提寺として

創建されました。

村瀬明道尼は月心寺の二代目の住職で、

庵主さんが走井の名水で作る精進料理は絶品と名高く、

全国より庵主さんのゴマ豆腐をはじめとしたお料理と、法話を求める方が訪れる

人気のお寺となりました。

NHKの朝の連続ドラマ「ほんまもん」のモデルにもなり、

野際陽子さんが、お役を務められました。

村瀬明道尼は生前、毎年年始に当家へお立ち寄りになり、

その年の干支の色紙をくださいました。

「これがほんまもんの走井餅の味や、よう覚えとき」とお弟子さんにおっしゃっていたお姿を

私もよく覚えています。


 

 

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若いころに交通事故にあわれ、右手の自由を奪われ、左手で書かれる尼主さんの字は
なんとも力強く生命力に満ちあふれており、元気をいただきます。

 

 

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こちらは 橋本関雪 唐犬図

 

唐犬とは、舶来の犬の事。関雪の宝塚の別邸で実際に飼育されていたそうです。

少し中国古画の風格と気品を持ちながら、写実を旨とする近代四条派の動物画の傑作と言われています。

昭和11年の作品です。

 

関雪の目に止まったおかげで、走井餅創業の地と走井の井戸は切り売りされずに残ったわけです。

その後100年もの間、初代住職村上獨譚、二代目住職村瀬明道尼、そして現在、関雪のひ孫である橋本家の方へと

関雪の意志は引き継がれ、その庭園やお堂、仏像、走井の名水は残っています。

 

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創業の地が残っているということは、今も走井餅を作り続けている私たちにとってこの上なく

尊く有難いことです。

 

また本年は、その創業の地で、私自ら走井餅を実演させていただくという機会までいただきました。

 

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八幡の地でゆかりの色紙をかけ、大津走井へ想いを馳せ、

今までのそして現在の様々なご縁に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

またこの色紙に出会える12年後は、何をしているのでしょうか。

変わらずに、走井餅をただひたむきに作れていることを願うばかりです。

 

 

大津へお墓参り

  • 2018.09.26 Wednesday
  • 17:03

お彼岸さんの定休日の昨日、大津へお墓参りへ行ってきました。

走井餅の創業は大津ですので、7代目までのお墓は大津にあります。

大津を離れて100余年たちますが、八幡に来てからも一度も大津のお墓参りを欠かしたことはありません。

 

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ずらりと十数基ならぶご先祖のお墓。

過去帳によると初代の親のお墓は、享保二年没(1717年)となっています。

墓石は、杵と臼の形をしていたり、走井を詠んだ歌が刻んであったりして、

先祖が走井餅の商いをいかに大事にしていたか、誇りを持っていたかが伝わってきます。

 

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私のこしらえた走井餅をお供えし、ひとりひとりに手を合わせ、近況をご報告しました。

 

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場所は違えど代々技を伝え、走井餅を守っています。

ご先祖さんたち、これからも優しく見守っておいてくださいね。

100年ぶりの里帰り

  • 2018.09.17 Monday
  • 18:29

昨日、8名の作家さんの展覧会「春秋遊会 ”受け継ぐこと 伝えること・・・”」のうちの

走井茶会において「帰ってきた走井茶屋」というサブタイトルで

100数年ぶりに大津の本家の地で走井餅をお作りし、お客様にお召し上がりいただきました。

 

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走井の水が今もわき続ける、創業の地。

6代目が日本画家橋本関雪に売却してからは、離れた京都・八幡の地で、

血と技を受け継ぎ、商いを続けてきました。

この度、橋本関雪のご子孫の方や展覧会関係者の皆様のご厚意により、

また創業の地で、走井餅を作ること、そしてお客様に召し上がっていただくことができました。

皆様に心より深く感謝いたします。

 

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私が11代目としてお店を継ぐことになってからここを訪れた時、

いつか私もここで先祖がしていたように走井餅を作ってみたい、と

思いを強くしたのは10年ほど前のことです。

でもそれは叶わぬことだと、胸にしまっていました。

この地を離れてから100数年間、7代目以降がきっと夢見ていたことです。

 

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広大な走井の屋敷跡の中でも、今回実演をさせていただいたのは百歳堂という場所でした。

ここには、初代が関寺から手に入れた小野小町百歳像が祀ってあります。

先祖がこの小町像を深く信仰していたことは聞いたことがあります。

現に、7代目が大津から八幡へ持って帰ってきた屋号の看板や、

商品のレッテルにも百歳堂の文字があります。

この地での実演は、小町にも見守られている気がして、とても心強く思いました。

 

 

 

 

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経緯や由来をお話ししながら、お客様の目の前で走井餅をお作りし、その場でお召し上がりいただくと、

皆様がおいしい!と喜んでくださいました。

場所や先祖の思いも大事ですが、お客様においしいと言って喜んでいただくことが

まず第一に大切なことだなぁと改めて思いました。

もちろん、場所があったから、先祖がいたから、商売はしていたのですが、

それだけでは成り立ちません。

その時代時代に、おいしいと言って食べてくださるお客様がいたからこそ

走井餅は続いてきたのです。

 

私の作った走井餅を、お客様が喜んでくださる。

すべての原動力はやはりそこにある。

11代目として胸を張って、これからも毎日、走井餅を作り続けたいと思います。

 

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御縁をいただきました皆様、お越しいただきました皆様、応援してくださった皆様、

この度は誠にありがとうございました。

 

 

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