伊勢大神楽

  • 2024.03.13 Wednesday
  • 13:43

先日、伊勢大神楽、獅子舞がお店にやってきました。

これは、古くは伊勢のお札を届けるために獅子舞を舞いながら各地を廻った民間信仰です。

 

 

 

 

うちには年に二回来てくださり、お店に向かって家内安全、ご商売繁盛などと唱えながら、

鈴笛太鼓の御神楽賑やかに、獅子が舞ってくれます。

祖母の小さい頃にはすでに来てはったとのことで、昔からのことで私たちはもう驚きもしないのですが、

道行く方は、「今日はなにかお祭りですか?」と足を止めて、声をかけて来はります。

それもそのはず、このようなことも珍しくなり、

私が子供のころはうちの町内の高坊も、何軒かまわってはりましたが、

おじいさんの代から若い人になったりで、今ではうちだけとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

インスタグラム、フェイスブックには短いですが動画も乗せていますので

ぜひご覧になってください。

なんとも心弾む音色です。

 

 

初午

  • 2024.02.12 Monday
  • 13:18

今日は初午。

稲荷伸がはじめて稲荷山に御出現された日で、稲荷社の祭日です。

総本社である京都の伏見稲荷大社では、初午祭が開催され、

たくさんの参拝客でにぎわうほか、街中の稲荷社もお祭りを行います。

 

 

 

当店にも小さなお社があり、昔からお稲荷さんをお祀りしています。

昔は裏の庭に鳥居もしつらえて立派に祀っていたのですが、

改装工事に伴って、お店の庭に出てきてもらい、10数年たちました。

 

初午の今日は、一年で一度だけちょっぴりご馳走をお供えします。

紅白のお鏡餅に、野のもの、山のもの、海のもの。

そして稲荷寿司。

 

 

今年も走井餅屋さんを見守っていただくよう、お祈りしました。

 

 

 

 

総本社の伏見稲荷大社へは、京阪電車で数駅。

石清水八幡宮とセットでお参りされる方も多いようです。

 

 

 

 

 

 

伏見稲荷と言えば千本鳥居。

人気がありますが、本当に綺麗ですね〜

 

 

 

日本の方のみならず、外国の方もたくさんお参りにこられていて

いつも大変にぎわっています。

床の間のしつらえ

  • 2024.01.12 Friday
  • 16:15

 

毎年おなじみの干支の色紙は、大津・月心寺の前住職、村瀬明道尼さまの真筆です。

 

 

 

月心寺とは、当家が八幡へ移る前に走井餅の商売をしていた場所で、

走井の名水が湧いています。

 

 

その地は日本画家・橋本関雪の別荘として買い取られ、関雪没後に関雪と妻ヨネを弔うための菩提寺として

創建されました。

村瀬明道尼は月心寺の二代目の住職で、

庵主さんが走井の名水で作る精進料理は絶品と名高く、

全国より庵主さんのゴマ豆腐をはじめとしたお料理と、法話を求める方が訪れる

人気のお寺となりました。

NHKの朝の連続ドラマ「ほんまもん」のモデルにもなり、

野際陽子さんが、お役を務められました。

村瀬明道尼は生前、毎年年始に当家へお立ち寄りになり、

その年の干支の色紙をくださいました。

庵主さんがお亡くなりになり数年たち、

毎年年明けに元気なお姿を見るのをもう何十年と楽しみにしていたので、

なんだか風物詩がなくなってしまったような、ぽっかりとさみしい気持ちです。

「これがほんまもんの走井餅の味や、よう覚えとき」とお弟子さんにおっしゃっていたお姿を

今でもよく覚えています。


 

 

IMG_8970.JPG

 

若いころに交通事故にあわれ、右手の自由を奪われ、左手で書かれる庵主さんの字は
なんとも力強く生命力に満ちあふれており、元気をいただきます。

 

 

 

 

こちらは 橋本関雪  春節祭之図(写し)大正9年

毎年、関雪のご子孫である白沙村荘の館長より干支の色紙をいただきます。

日本の旧正月にあたる春節は、中華圏において一年で最も重要とされる祝日であり、

各地で盛大な祝祭が開催される。

その祭の中で「舞龍」と呼ばれる何名かの演者が龍を舞い踊らせる行事がよく知られる。

関雪は少年時代を神戸の南京町で生まれ育ったため、この春節にはなじみが深かったと考えられる。

(解説文より)


 

関雪の目に止まったおかげで、走井餅創業の地と走井の井戸は切り売りされずに残ったわけです。

その後100年もの間、初代住職村上獨譚、二代目住職村瀬明道尼、そして現在、関雪のひ孫である橋本家の方へと

関雪の意志は引き継がれ、その庭園やお堂、仏像、走井の名水は残っています。

 

20180618_122258.jpg

 

創業の地が残っているということは、今も走井餅を作り続けている私たちにとってこの上なく

尊く有難いことです。

新年は、感謝の気持ちを込めて、そして大津を忘れないためにも

これらの色紙をかけています。

 

まちかど博物館協議会会長である飛行神社宮司さまからのいただきもの。

 

新年の御挨拶にみえた円福寺のお札。

 

京都は15日までは松の内ですので、もうしばらくおめでたいしつらえとしています。

東海道五十三次

  • 2023.06.13 Tuesday
  • 14:11

当舗の本家であり創業の地は大津で、広重の東海道五十三次の内
「大津 走井茶屋」として描かれています。



京へあと三里、東海道最後の宿場大津。
その最初の立場大谷の茶店が走井茶屋で、軒端には後ろの山水が走り下って
あふれんばかりに湧き出す走井という井戸があります。
走井は季節によって水量の増減がなく、その味は清冷甘味で、往来の人々ののどの渇きを癒しました。
その水を使って作られたのが走井餅で、中山道とも合流するこの場所は大層賑わい、
一服する人々で茶店も大変活気があったとのことです。


茶店ののれんには走井の文字。
茶店の前には走井と書かれた井筒から水が勢いよくあふれ出ています。



店先には走井餅は女性が二人向き合ってこしらえています。
これはきっと私のひいひい・・・おばあちゃん(女中さんかもしれませんが)。

発祥の地、茶店の様子、はては先祖まで広重の浮世絵の代表作
「東海道五十三次」に書いていただいていることは、大変光栄に思います。

7代目からは京都八幡に商売の地を移していますが、代々このことは誇りに思っており
八幡で販売している走井餅の箱も、包装紙も東海道五十三次をモチーフにしています。

 

 

 

さて、そんな東海道五十三次をテーマにした展覧会が現在東西2か所の

美術館で開催されています。

 

一か所は、大阪浮世絵美術館。

大阪心斎橋にある大阪浮世絵美術館では、

「北斎・広重 浮世絵と巡る日本の名所〜旅行ブームがやってきた!〜」と題した

展覧会が行われています。

東海道五十三次大津宿も展示されており、現在も続く名物として当店の走井餅も紹介いただいています。

8月20日まで行われていますので、是非足をお運びください。

 

 

大阪浮世絵美術館の公式サイト (osaka-ukiyoe-museum.com)

 

 

大阪までは遠いと思われた関東、東海方面の方、

静岡県熱海のMOA美術館でも東海道五十三次の展覧会が開催されています。

 

 

 

浮世絵を見ているだけで、旅をしている気分になるのが面白いですね。

江戸時代、これらの浮世絵が大流行したようですが、

当時の方々も同じような気分だったのでしょうか。

 

現在においては、当時の浮世絵と現在の景色を比較して展示されていることが多いので

そちらも楽しめます。

 

MOA美術館では7月10日まで開催されています。

MOA美術館 | MOA MUSEUM OF ART | MOA MUSEUM OF ART (moaart.or.jp)

 

 

 

東西2ヶ所で開催中の東海道五十三次展。ご都合のよろしい方へ是非足をお運びください。

大将さん

  • 2023.05.04 Thursday
  • 11:51

明日は端午の節句。

お店の床の間には大将人形を飾っています。

 

 

応神天皇、神功皇后、武内宿禰に加え、

 

今年は久々に旗持さんも出してあげました。

(旗はかなり傷んでいるため、手ぶらですが、、、)

 

 

 

 

応神天皇

 

 

 

神功皇后

 

 

 

武内宿禰

 

三体は、石清水八幡宮の御祭神でもあります。

応神天皇は中御前、母上である神功皇后は東御前に、八幡三神として信仰されています。

武内宿禰は、武内社として、摂社では唯一本殿にあり、一般では正面からお参りができません。

それだけ特別な存在なのでしょう。

石清水八幡宮の宮司田中家は、武内宿禰の子孫だそうです。

 

そんな神様のお人形。

大津から八幡へ越してきたときに、7代目が八幡にちなんだお人形を、と求めたようです。

お人形自体は当時の明治時代よりも古いもので、

○○氏から○○氏へといった由緒がついています。

あらゆるお宅を回りまわってうちに来てくれたお人形です。

細工人は京都の人形司伊東久重の名前があります。

 

 

 

 

 

IMG_4168.JPG

色紙は橋本関雪 猟図

走井餅の大津の屋敷を関雪がひきとった経緯からおつきあいがあり、

橋本家からいただいたものです。

 

 

 

こちらの破魔矢は善法律寺でいただいたものです。

石清水八幡宮の御神矢の方が有名ですが、

善法寺家はもともと石清水八幡宮寺のTOPだった検校です。

ですので、お寺の授与品としては珍しい破魔矢があります。

「八幡大菩薩」とあります。

 

 

八幡は神仏習合の地。石清水八幡宮は宮寺でした。

その名残が授与品にも残っていますね。

 

こちらが石清水八幡宮の八幡御神矢と八幡御神弓

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは鯉のぼりに見立てて飾っている紙鯉です。

いわれはコチラ

 

 

5月中頃まで飾っていますので、ご来店の際はご覧くださいませ。

 

 

明日5月5日は京阪百貨店全店で、柏餅を販売します。

 

当店でのお受け取りのお取り置きもお伺いします。

 

かしわ餅 各180円(白餅・こしあん入り/草餅・つぶあん入り)

 

京阪百貨店での販売は2個入り(各1個)、石清水八幡宮境内店では4個入り(各2個)、

本店ではお好きな数でお求めいただけます。

 



ちまき
5本束 1400円
1本 280円

 

 

 

 

 

ゴールデンウィークも通常通り営業しております。

 

石清水八幡宮境内店も毎日営業しています。

本店のかき氷は5月中旬開始予定であり、

GW中はご用意がありません。

 

 

伊勢大神楽

  • 2023.03.09 Thursday
  • 12:38

 

今朝は、伊勢大神楽、獅子舞がお店にやってきました。

これは、古くは伊勢のお札を届けるために獅子舞を舞いながら各地を廻った民間信仰です。

 

 

 

 

 

うちには年に二回来てくださり、お店に向かって家内安全、ご商売繁盛などと唱えながら、

鈴笛太鼓の御神楽賑やかに、獅子が舞ってくれます。

祖母の小さい頃にはすでに来てはったとのことで、昔からのことで私たちはもう驚きもしないのですが、

道行く方は、「今日はなにかお祭りですか?」と足を止めて、声をかけて来はります。

それもそのはず、このようなことも珍しくなり、

私が子供のころはうちの町内の高坊も、何軒かまわってはりましたが、

おじいさんの代から若い人になったりで、今ではうちだけとなりました。

 

 

お囃子を聴くと嬉しくなるのは日本人の性ですかね。

獅子舞に頭をかんでもらって、私も無病息災といきたいところです。

 

 

おひなさま

  • 2023.02.16 Thursday
  • 11:19

床の間にお雛様を飾りました。

 

 

今年は趣向を凝らさず、わりと正統派に。

 

 

 

御年90の私の祖母のものなので、毎年箱から出すたびに、何かが破れたり外れたり

 

ボロボロなのですが、これからも飾っていけたらなぁと思います。

 

 

色紙は橋本関雪(写し)

 

3月中旬まで飾っていますので、是非ご覧ください。

 

そして、八幡市では今年もあります!!

 

 

こちらは2月25日(土)〜3月5日(日)までとなります。

八幡市の東高野街道沿いを中心に、市内あちこちで

お雛様が展示されます。

駅前の観光協会でマップをゲットして、お雛様を探しながら

街歩きを楽しんでください。

スタンプラリーで景品も当たりますよ。

 

初午

  • 2023.02.05 Sunday
  • 15:40

今日は初午。

稲荷伸がはじめて稲荷山に御出現された日で、稲荷社の祭日です。

総本社である京都の伏見稲荷大社では、初午祭が開催され、

たくさんの参拝客でにぎわうほか、街中の稲荷社もお祭りを行います。

 

 

当店にも小さなお社があり、昔からお稲荷さんをお祀りしています。

初午の今日は、一年で一度だけちょっぴりご馳走をお供えします。

紅白のお鏡餅に、野のもの、山のもの、海のもの。

そして稲荷寿司。

 

 

この日のために、先日、伏見稲荷大社へお参りに行き、

新しいお札さんと、しるしの杉をいただいてきました。

 

 

しるしの杉とは、平安の昔から初午には、ご神木の杉をしるしにいただいて、

身体の一部につけるのが習わしでした。

現在では、商売繁盛、家内安全の縁起物として、授与されています。

 

 

 

 

 

 

 

今年も走井餅屋さんを見守っていただくよう、お祈りしました。

 

 

干支じまい

  • 2022.12.17 Saturday
  • 11:51

 

毎年12月にはその年の干支の色紙を飾っています。

干支のお道具を飾るのは、お正月と年の瀬のみ。

あと12年日の目を見ないと思うと、毎年しみじみとしてしまいます。

 

村瀬明道尼筆 寅

 

大津・月心寺の前ご住職の真筆です。

 

月心寺とは、当家が八幡へ移る前に走井餅の商売をしていた場所で、

走井の名水が湧いています。

 

   

 

 

その地は日本画家・橋本関雪の別荘として買い取られ、関雪没後に関雪と妻ヨネを弔うための菩提寺として

創建されました。

村瀬明道尼は月心寺の二代目の住職で、

庵主さんが走井の名水で作る精進料理は絶品と名高く、

全国より庵主さんのゴマ豆腐をはじめとしたお料理と、法話を求める方が訪れる

人気のお寺となりました。

NHKの朝の連続ドラマ「ほんまもん」のモデルにもなり、

野際陽子さんが、お役を務められました。

村瀬明道尼は生前、毎年年始に当家へお立ち寄りになり、

その年の干支の色紙を紅白でくださいました。

 

毎年1月には紅色を、12月には白色をかけています。

 

 

 

 

庵主さんがお亡くなりになり数年たち、

毎年年明けに元気なお姿を見るのをもう何十年と楽しみにしていたので、

なんだか風物詩がなくなってしまったような、ぽっかりとさみしい気持ちです。

「これがほんまもんの走井餅の味や、よう覚えとき」とお弟子さんにおっしゃっていたお姿を

今でもよく覚えています。


 

 

IMG_8970.JPG

 

若いころに交通事故にあわれ、右手の自由を奪われ、左手で書かれる庵主さんの字は
なんとも力強く生命力に満ちあふれており、元気をいただきます。

 

 

 

 

こちらは 橋本関雪  寅図

 

関雪の目に止まったおかげで、走井餅創業の地と走井の井戸は切り売りされずに残ったわけです。

その後100年もの間、初代住職村上獨譚、二代目住職村瀬明道尼、そして現在、関雪のひ孫である橋本家の方へと

関雪の意志は引き継がれ、その庭園やお堂、仏像、走井の名水は残っています。

 

20180618_122258.jpg

 

創業の地が残っているということは、今も走井餅を作り続けている私たちにとってこの上なく

尊く有難いことです。

八幡の地でゆかりの色紙をかけ、大津走井へ想いを馳せ、

今までのそして現在の様々なご縁に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

こちらは石清水八幡宮の虎の絵馬(非売品)。

石清水八幡宮では、楼門の欄間東側に右側の龍と向かい合う形で虎の彫刻が配置されています。

さらに、ご本殿の東御前にも虎の彫刻が配置され、神功皇后さまのご神前を守護しています。

いずれも社殿における重要な箇所に配置されており、

これは聖獣としての地位を表しているとともに、徳川家光の大修造による現社殿において

徳川家康の生まれ年が寅であったことから、徳川家にゆかり深い社寺には

重要な意味があるともいわれています。

 

来年は卯年。

実は兎も石清水八幡宮とはかなりかかわりの深い生き物なのですが、それはまた卯年になってから

お話しすることといたしましょう。

大将人形

  • 2022.04.24 Sunday
  • 14:32

お店の床の間に大将人形を飾りました。

 

 

中央が応神天皇、右側が神功皇后、左側が武内宿禰。

本来は旗持さんもいるのですが、スペースの都合上今年は出しませんでした。

 

応神天皇

 

神功皇后

 

武内宿禰

 

三体は、石清水八幡宮の御祭神でもあります。

応神天皇は中御前、母上である神功皇后は東御前に、八幡三神として信仰されています。

武内宿禰は、武内社として、摂社では唯一本殿にあり、一般では正面からお参りができません。

それだけ特別な存在なのでしょう。

石清水八幡宮の宮司田中家は、武内宿禰の子孫だそうです。

 

そんな神様のお人形。

大津から八幡へ越してきたときに、7代目が八幡にちなんだお人形を、と求めたようです。

お人形自体は当時の明治時代よりも古いもので、

○○氏から○○氏へといった由緒がついています。

あらゆるお宅を回りまわってうちに来てくれたお人形です。

細工人は京都の人形司伊東久重の名前があります。

 

柏餅とちまきをお供えして。

もちろん当店自家製の本物です。

 

 

IMG_4168.JPG

色紙は橋本関雪 猟図

走井餅の大津の屋敷を関雪がひきとった経緯からおつきあいがあり、

橋本家からいただいたものです。

 

 

こちらの破魔矢は善法律寺でいただいたものです。

石清水八幡宮の御神矢の方が有名ですが、

善法寺家はもともと石清水八幡宮寺のTOPだった検校です。

ですので、お寺の授与品としては珍しい破魔矢があります。

石清水八幡宮の御神矢に比べて、赤い弓までついてかっこいいです。

「八幡大菩薩」とあります。

 

 

八幡は神仏習合の地。石清水八幡宮は宮寺でした。

その名残が授与品にも残っていますね。

 

新緑の美しい善法律寺

 

 

こちらは鯉のぼりに見立てて飾っている紙鯉です。

石清水八幡宮の授与品ですが、もともとは神社のお守りではなく、

八幡の病気平癒の民間信仰で、一般の方が販売されていました。

今はだれも作る方や売る方がいなくなり、

八幡の風習が廃れてしまう、とのことから石清水八幡宮で販売されています。

 

 

その由来はこんなことです。

 

当店のすぐ前を流れる放生川は石清水八幡宮の放生会で魚を放つ、殺生禁断の川です。

 

 

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その麓にとある親子が暮らしていました。

母親は長く床に臥せており、ある時息子は、鯉の生き血を飲ますと回復に良いと耳にします。

病に苦しむ母親のため、息子は殺生禁断の掟を破り、放生川で鯉を捕まえ、その生き血を飲ませました。

すると、すぐに効果が表れ、母親はみるみる元気になりました。

喜ぶ息子でしたが、自分の犯した罪に苛まれ役人に名乗り出ました。

しかし役人は親思いの息子に感心し、その罪を見逃したといいます。

 

その後、八幡では長患いの時に、紙でできた鯉を布団の下に敷くという民間信仰が流行し、

いつしか床ずれのまじないとして、紙鯉は八幡土産のひとつとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

大将人形の床飾りは、GW過ぎまで飾っていますので、是非ご覧くださいね。

節句が近づくと、菖蒲のお花も生ける予定です。

 

 

 

ゴールデンウィークは、定休日の月曜日以外、通常通り営業いたします。

石清水八幡宮境内店は祝日と土日の営業です。

柏餅・ちまきのご予約も承ります。

 

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