伊勢大神楽

  • 2018.03.17 Saturday
  • 13:07

今日は朝からお店に伊勢大神楽という獅子舞がやってきました。

 





これは、伊勢にお参りに行けない人々のため、
かわりに獅子舞の神楽と共にお札を届けて回るという
何百年も前からある民間信仰で、うちには安田市太夫というところが
年に二回、お彼岸時分に三重より来てくれはります。

 

「家内安全、御商売繁盛〜」と唱えながら、笛や太鼓、鈴の音色と共に
獅子が舞います。






笛、鈴、太鼓のにぎやかな音はなんともいえず、日本人の心をくすぐりますね。

町内を1軒1軒まわって、お願いする家だけ家の前で舞ってくれはるのですが、

最近はうちの周りは、うちだけのたった1軒になってしまいました。

 

こういった風習はやはり新しい家の人にはないからか、

うちの前を通りすがった人が、足を止めて観覧してらっしゃいました。


おひなさま

  • 2018.02.17 Saturday
  • 13:17

お店におひな様を飾りました。

 

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正面のおひな様は昭和7年生まれの私の祖母のものです。

 

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お餅は朝からつきたてのものを用意しました。

この大きさなら221円でお作りできますので、お入用の方はお気軽にお申し付けくださいませ。

 

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毎年お雛さんを同じように飾っているのではなく、その年その年で趣向を凝らしています。

 

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色紙は橋本関雪

 

今年はたくさんのちいさなお雛さんを飾ってみました。

ちいさなものって女心をくすぐられて、かわいいなあとつい眺めてしまいます。

 

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なかでも101歳の私の曾祖母が手作りした折り紙のおひなさんを、

今年はたくさん出しました。

 

これも

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この手前のものも

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こちらの手前のも

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これは蛤に細工

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これなんか圧巻

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三人官女と五人囃子までいます。

 

私のひいおばあちゃんの力作、是非見てくださいね。

 

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3月下旬まで飾っている予定です。

 

初午

  • 2018.02.07 Wednesday
  • 10:43

今日は初午。

お稲荷さんの祭日です。

京都には全国の稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社があり、

今日は初午大祭が行われ、たくさんの参拝客でにぎわいます。

 

 

 

お稲荷さんといえば、町内にお祀りしてあったり、会社の屋上にお祀りしてあったり、

お店屋さんの庭先にお祀りしてあったりと、結構身近な神さんではないでしょうか。

とくに商売をしている家には、商売繁盛の神様として、信仰が厚いのではないかと思います。

 

うちの家も昔から、お稲荷さんをお祀りしています。

昔は奥のお庭にお祀りしていたのですが、改装に伴い、

数年前よりお店のお庭に移動していただきました。

 

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移設の際は、石清水八幡宮の神職さんにお越しいただき、場所や方角を決めていただいて

神事を執り行いました。

お店の庭の入口すぐなのですが、石清水八幡宮の方向を向いているからいいのだとか。

 

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初午の今日は朝から、いつもより豪華なお供え物をしてお詣りしました。

紅白のお鏡餅に、野のもの、山のもの、海のもの、そして稲荷寿司。

 

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昔から見守ってくれたはるうちのお稲荷さんに、これからの商売繁盛とかわらぬ五穀豊穣をお祈りしました。

 

 

小豆粥

  • 2018.01.15 Monday
  • 13:11

今日は1月15日。

京都は今日で松の内が明けます。

 

毎月、おついたちと15日は神さんのお榊を新しいものに代えるのですが、

今朝、新しいお榊に代えた時に、お正月の飾り物、しめ縄を全部下げました。

これらは19日の石清水八幡宮の焼納神事にてお焚きあげしていただきます。

今朝、7時半に善法律寺の前を通りがかったら、和尚様が法衣を着てらして、すでにお焚きあげの最中でした。

 

そして、小豆粥。

 

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赤い色が魔よけの意味もある小豆入りのお粥をいただき、一年間の邪気を払い無病息災を願います。

ホクホクの小豆に、つきたてのお餅、やさしいおかいさん。

たっぷりといただき、体も温まりました。

昔は嫌いだったこの小豆粥ですが、年々おいしく感じられて、毎月食べてもいいぐらい。

来年の1月15日が待ち遠しく感じそうです。

 

元日から使うてた祝箸を使うのもこれで終わり。

床の間の若松も午前中に下げました。

 

世間はもうすっかりお仕事モード、通常運行と言ったところでしょうが、

石清水八幡宮は本日から19日まで厄除け大祭期間が始まり、

厄除のお詣りにたくさんの方でにぎわいます。

うっとこの通常運行にはまだまだもう少し。

節分までは、華やかな雰囲気が続きます。

 

 

えべっさんで残り福

  • 2018.01.12 Friday
  • 12:21

毎年恒例、京都ゑびす神社へ福笹を受けに、お参りへ行ってきました。

子供のころからもう毎年、1月8日から12日の間にお参りに行っています。

毎年、このえべっさんのころの寒いこと。

 

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祇園を宮川町の方へ屋台が並ぶのを横目に、肩をすくめ歩いていきます。

えべっさんは十日えびすといい、10日が本番なのすが、

11日とはいえ、たくさんのお詣りの方々。

 

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境内へ入ると寒さも忘れる残り福がありました。

 

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これはうれしい。

舞妓さんのご奉仕です。

ちょうどタイミングの良い時間にお参りに来たようです。

 

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舞妓さんから受け取った笹に、巫女さんにいろいろつけてもらいます。

 

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この吉兆を選ぶのが毎年のお楽しみ。

 

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絵馬 これは干支のものを毎年選んでいます。

 

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えべっさん 福福しいお顔に癒されます。

 

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やっぱり縁起物 鯛

 

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千両箱 やはり商売繁盛の神様!

 

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米俵 お餅屋なのではずせません。

 

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稲穂 こちらもお餅屋なので大切なもの。

 

商売人必携 大福帳

 

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たくさんつけていただきました!

 

お店にかざって再度柏手をうちます。

 

 

皆が健康で楽しく働けますように、商売が続けていけますように。

 

七草粥

  • 2018.01.07 Sunday
  • 09:16

今日は人日の節供。

七草粥は召し上がりましたか?

 

 

おばあちゃん特製のおかいさんに、うちの自慢のお餅を入れて。

あったかくやさしいお味のおかいさんは、からだをぬくめるだけでなく、心までほっとさせてくれてくれますね。

毎年おんなじ日に家族みんなでおんなじものを食べれることは

幸せな事やなぁと思いながら、しみじみ味わいました。

 

お箸は松の内は、石清水八幡宮の祝箸。

お箸休めは、一休寺納豆。

 

神仏にも守られ、今年一年無病息災でありますように。

 

 

干支色紙

  • 2018.01.06 Saturday
  • 18:22

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床の間に干支色紙をかけています。

 

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村瀬明道尼筆 戌

 

大津・月心寺の元ご住職の真筆です。

月心寺とは、当家が八幡へ移る前に走井餅の商売をしていた場所で、

走井の名水が湧いています。

その地は日本画家・橋本関雪の別荘として買い取られ、関雪没後に関雪と妻ヨネを弔うための菩提寺として

創建されました。

村瀬明道尼は月心寺の二代目の住職で、

庵主さんが走井の名水で作る精進料理は絶品と名高く、

全国より庵主さんのゴマ豆腐をはじめとしたお料理と、法話を求める方が訪れる

人気のお寺となりました。

NHKの朝の連続ドラマ「ほんまもん」のモデルにもなり、

昨年亡くなられた野際陽子さんが、お役を務められました。

村瀬明道尼は生前、毎年年始に当家へお立ち寄りになり、

その年の干支の色紙をくださいました。

「これがほんまもんの走井餅の味や、よう覚えとき」とお弟子さんにおっしゃっていたお姿を

私もよく覚えています。


 

 

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もう一枚は、橋本関雪 唐犬図

 

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唐犬とは、舶来の犬の事。関雪の宝塚の別邸で実際に飼育されていたそうです。

少し中国古画の風格と気品を持ちながら、写実を旨とする近代四条派の動物画の傑作と言われています。

昭和11年の作品です。

 

関雪の目に止まったおかげで、走井餅創業の地と走井の井戸は切り売りされずに残ったわけです。

その後100年もの間、初代住職村上獨譚、二代目住職村瀬明道尼、そして現在、関雪のひ孫である橋本家の方へと

関雪の意志は引き継がれ、今もなおそのままの姿をとどめていることに、

その地を泣く泣く離れた井口家としては感謝という言葉しか見つかりません。

 

お正月早々、八幡の地でゆかりの色紙をかけ、大津走井へ想いを馳せ、

今までのそして現在の様々なご縁にありがたい気持ちでいっぱいです。

 

   

 

干支じまい

  • 2017.12.06 Wednesday
  • 14:05

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床の間の色紙を、今年の干支「酉」に変えました。

毎年12月になると、干支終いということで、今年の干支の色紙をかけ、

名残を惜しんでいます。

 

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この力強い書は、月心寺二代目のご住職であった村瀬明道尼の直筆です。
大津・月心寺は走井餅発祥の地で、6代目井口市朗右衛門がその地を離れた後、

日本画家橋本関雪の手に渡り、関雪の遺言により天龍寺村上獨譚老師によって関雪の菩提寺として開山されました。

村瀬明道尼は2代目のご住職で、
尼主さんが走井の名水を用いて作る精進料理、なかでもゴマ豆腐は絶品と評判でした。

 

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うちにはこの干支の色紙を紅白で2枚持って、何十年もお顔を見せに来てくださっていました。
若いころに交通事故にあわれ、右手の自由を奪われ、左手で書かれる尼主さんの字は
なんとも力強く生命力に満ちあふれており、元気をいただきます。

 

こちらは橋本関雪晩年の「霊鷹(れいよう)」

 

 

八幡の地で関雪さんと尼主さんの作品とともに、大津への思いと今年一年を偲び、

さまざまな感謝が胸にこみ上げてきます。

 

またこの色紙に出会える12年後は、何をしているのでしょうか。

変わらずに、走井餅をただひたむきに作れていることを願うばかりです。

 

大津へお墓参り

  • 2017.10.29 Sunday
  • 17:44

先日、大津にある井口家・走井の菩提寺にお墓参りに行ってきました。

 

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当家のルーツは大津です。

今、親族は大津におりませんが、7代目までは大津で生まれ、暮らし、走井餅を生業としていました。

 

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大津の菩提寺には、初代の親から7代目までのお墓があります。

墓石は全部で12もあり、走井と刻んであったり、走井の歌が詠んであったり。

 

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中には杵と臼の形をした墓石もあります。

 

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走井を愛してはったこと、誇りに思ってはったことが伝わってきます。

 

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走井餅屋の大先輩であるご先祖さんに、私の作った走井餅をお供えし、一つ一つのお墓に手を合わせ、

気持ちを伝えてきました。

 

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帰りに、本家のあった場所を訪れました。

 

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当家7代目が大津を離れ、八幡に移った後、その屋敷と庭園は日本画家橋本関雪によって買い取られ、

今も橋本家の方によって保存されています。

走井餅発祥のその場所には、当時と変わらず走井の名水が今もこんこんとわき出ています。

 

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この走井の水が走井餅の始まりです。

 

走井の水で手を清め、走井餅を継いでいく決意を入れなおしました。

 

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創業から今年で253年。

大津を離れざるを得なかったとき、戦争があった時、跡継ぎに困ったとき、売れなかったとき…

代々で、苦しかったこともたくさんあったと思います。

でも何とか次の代へ続けて行こうという先祖の気持ちで今までやって来れました。

私も11代目を継ぐ者として、先祖の思いをプレッシャーではなくて

応援の力に変えて、感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきたいと思います。

 

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大津のお墓や、月心寺は、そんな気持ちを改めて思い出させてくれる

私にとってとってもとっても大切な場所です。

 

伊勢大神楽

  • 2017.10.12 Thursday
  • 15:58

今日は朝から、伊勢大神楽がやってきました。

 

これは、伊勢にお参りに行けない人々のため、
かわりに獅子舞の神楽と共にお札を届けて回るという
何百年も前からある民間信仰で、うちには安田市太夫というところが
もう何十年も前から(もちろん戦前から)毎年、年に二回来てくれはります。

 

「家内安全、御商売繁盛〜」と唱えながら、笛や太鼓、鈴の音色と共に
お店に向かって獅子が舞います。

 

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笛、鈴、太鼓のにぎやかな音はなんともいえず、日本人の心をくすぐりますね。

町内を1軒1軒まわって、お願いする家だけ家の前で舞ってくれはるのですが、

最近はうちの周りは、うちだけのたった1軒になってしまいました。

 

私は子供のころから、この笛と太鼓の音を聞き慣れてるので、当たり前に思いますが、

こういった風習はやはり新しい家の人にはないからか、

珍しそうに、通りすがりの人が眺めてはりました。

 

伊勢大神楽の人々も昔は10名ぐらいで来てくれてはったのが、今日はたったの3名。

お囃子もさみしくなったものです。

 

こうゆう庶民の風習もだんだんと薄れてきてるのだとは思いますが、

残していってほしいですね。

 

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