祇園祭の八幡山

  • 2019.07.24 Wednesday
  • 12:42

本日は、祇園祭後祭の山鉾巡行が行われました。

京都以外の方は、「あれ、祇園祭はもう17日に終わったんじゃないの?」と

思われる方も多いと思うのですが、実は数年前から前祭と後祭に

山鉾巡行が分けられ(従来の姿に戻った)、長刀鉾などの出る17日は前祭、24日はまた前祭とは異なる山鉾の

巡行が行われています。

 

後祭の山の一つ「八幡山」をご紹介します。

 

 

 

 

八幡山は石清水八幡宮の御分霊社、つまり、石清水八幡宮より勧請した八幡神を祀るお山です。
今でも毎年、旧暦の9月15日には、石清水八幡宮の神職さんが例祭奉仕に出かけられています。

 

 

 

山の上には北山から届けられる松と、八幡山と書かれた扁額のついた鳥居が掲げられています。

八の字が、鳩が向かい合った姿になっているのは石清水八幡宮の一の鳥居と同じです。

↓石清水八幡宮

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八幡山の町会所。

 

 

宵山の期間は、町会所があけられており、どなたさまでもお参りや

懸想品などの鑑賞が自由です。

宵山の期間、町会所には数々の懸装品が飾られます。

 

 

 

 

 

巡行の際、鳥居に取り付けられる一対の鳩は、左甚五郎の作です。

 

 

町内にはいたるところに向かい鳩の玄関幕。

 

 

鳩は八幡神のおつかい。

いたるところに鳩のモチーフがあり、その表情がとてもかわいらしいですね。

 

 

授与品の鳩笛。

子供の夜泣き封じとして信仰されているそうです。

ぷっくりとしたフォルムがかわいらしくて求めました。

 

 

7月31日まで、お店の床の間に飾っています。

実は祇園祭は7月1日から31日までの1か月間の長丁場。

今夜は還幸祭といって、御旅所に出られている神様が

お神輿に乗って八坂神社までお帰りになられます。

祇園祭もいよいよクライマックスを迎えます。

 

 

長刀鉾

  • 2019.07.17 Wednesday
  • 18:09

本日、京都では祇園祭前祭山鉾巡行が行われました。

山鉾の巡行の順番は毎年くじで決められるのですが、

くじとらずで必ず毎年先頭をゆくのが長刀鉾です。

 

 

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鉾先にはその名の由来、大長刀がついています。

これは、平安時代の刀鍛冶、三条小鍛冶宗近が、娘の病気平癒を祈り八坂神社に奉納したのが

始まりと伝えられています。

 

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三条小鍛冶宗近は、大津走井の名水でも刀を鍛えており、その由来で走井餅は刀の形を表しております。

 


 

 

また八幡には三条小鍛冶相槌神社というお宮があり、それはここ八幡の水でも宗近が刀を鍛えたという

故事があることに由来しています。

 

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今、刀剣女子にとても人気の相槌神社。

 

宗近が繋ぐ、走井と八幡と祇園祭。

八幡市は京都と言っても、祇園祭が行われている京都市とは氏神様が違うので、

よそのお祭りと思いながらも、面白いものですね。

 

そんな由縁で、お店の床の間は長刀鉾の設えとなっております。

祇園祭に欠かせない、檜扇もいけて。

 

 

 

 

 

 

この長刀にはちまきまでついていてかわいいです。

 

祇園祭は7月末まで行われており、

本日は前祭。後祭は24日にまた山鉾巡行が行われます。

今日とは違う山鉾が巡行します。

 

八幡市と祇園祭が行われている四条界隈までは、京阪電車で30分弱です。
 

 

 

大津月心寺公開のご案内

  • 2019.07.03 Wednesday
  • 11:42


 

月心寺は、当舗の創業の地で初代から6代目までが商いをしていた場所です。

 

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1764年、初代市朗右衛門正勝が走井の名水を用いて餡餅を作り、

その水の名前から、走井餅と名付けました。

その後150年間その地で暮らし、商売をしていましたが、

明治の終わりに八幡へ移転し、現在に至っております。

 

 

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その後大津の屋敷は、日本画家橋本関雪によって買い取られ、関雪の別宅として使用されていました。

関雪没後は、関雪の菩提寺として月心寺として開山され、今も当時の姿をとどめながら、保存されています。

 

 

 

 

 

 

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月心寺には、今でもこんこんとわき続ける走井の水、

山の斜面に石組を配した室町時代の相阿弥作の庭園。

 

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明治天皇が明治元年、初めて京都より東京へ行幸される際に
ご小休された「御駐在處」

 

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運慶の作と伝わる小野小町百歳像が祀られた百歳堂などからなり、

先祖はこんなに素晴らしい場所で、毎日走井餅をつくってたのだなぁと

私も訪れるたびに思いを馳せていました。

歌川広重が東海道五十三次で描いた大津宿・走井茶屋も様子を表しています。

 


 


 

 

月心寺は通常公開はあまりされていないのですが、

7月5日、6日に

「春秋遊会 ”受け継ぐこと 伝えること・・・”」という

日本画、陶芸、仏像彫刻、木工、染色、皮革染織、漆芸の各作家の合同展覧会が

行われることとなりました。

 

前回の様子↓

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お茶席も設けられ、当舗もお菓子として参戦します。

どんなお菓子かは当日のお楽しみ!

 

是非、この貴重な機会にお越しください。

詳細はこちら

 

7月5日(金)11時〜15時

7月6日(土)11時〜17時

 

また、今回のイベント以外に公開されている日が

月心寺のフェイスブック(こちら)に記載されています。

今回どうしても都合がつかないけど、一度訪れてみたいという方は

是非チェックしてみてください。

 

本当に素晴らしい場所ですよ。

 

月心寺公式ホームページはこちら

由来、地図、電話番号やメールアドレスの記載があります。

一休寺のオススメ

  • 2019.04.26 Friday
  • 17:24

明日からゴールデンウィーク!

前代未聞の10連休が始まりますが、皆様ご予定はお決まりでしょうか??

 

本日は、八幡市のお隣、京田辺市の一休寺さんをご紹介します。

一休寺は、いわずとしれたとんちの一休さんゆかりのお寺。

方丈、本堂、開山堂などからなる美しい境内では、ゆったりと時間を過ごすことができます。

境内にはもみじが多く植えられており、その紅葉は見事なもの。

昨年の秋のJR東海「そうだ、京都いこう」キャンペーン社寺にも選ばれたほどです。

つまり、新緑のこの時期は青もみじがとても美しいということです。

 

 

 

 

また、ゴールデンウィーク期間は企画展を開催されます。

 

「原派 江戸の一休寺」展

一休寺に残されている、
原在中や在明など原派作品の展示です。
原在中による
観音三十三身図 から十幅を公開。
また、原在明による
酬恩庵庭園図巻物 も公開されます。

松花堂昭乗の布袋図も公開されるようです。

松花堂昭乗とは、江戸時代の石清水八幡宮の社僧ですが、

石川丈山、佐川田喜六とともに、一休寺の作庭を手掛けています。

 

 

他にも、GW期間中は、近郊の農家さん新鮮なお野菜やいちごの販売があったり、

特別なご朱印がいただけたりと楽しそう。

 

お茶席では、一休寺オリジナルの特別なお抹茶と走井餅老舗の柏餅をお召し上がりいただけます。

一休寺のお茶席で当舗のお菓子をお召し上がりいただけるのは、今回初めての機会です。

「江戸の一休寺展」で松花堂昭乗の文化財が展示されることから、

昭乗のお膝元である八幡から菓子舗を企画していただいたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一休寺へは、第二京阪や京奈和自動車道がとても便利。

八幡からは下道で20分ほどなので、

名神、京滋バイパスの出入り口のある八幡とセット観光でもいいコースです。

近年インフラ整備が進み、高速道路の出入り口がたくさんある八幡や京田辺は車でのアクセスがとてもよくなりました。

京都市内の下道で渋滞に巻き込まれるよりも、よっぽど時間が有効的に使えますし、

予定もたちやすいと思います。

山城ならではの良さを感じに是非足をお運びください。

 

酬恩庵 一休寺
http://www.ikkyuji.org/

 

一休寺へ

  • 2018.02.22 Thursday
  • 17:12

 

 

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お店から車で20分。

八幡市のお隣、京田辺市の一休寺へ出かけてきました。

 

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ここはとんちの一休さんでおなじみ、一休禅師が晩年を過ごしたお寺です。
アニメのイメージが強いからか永遠の小僧のような気がしますが、
一休宗純は室町時代に実在した大徳寺派の禅僧です。

 

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方丈、本堂、開山堂などからなる美しい境内では、ゆったりと時間を過ごすことができます。

 

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もみじが多く植えられているので、秋の紅葉や新緑の季節も素晴らしく、

また初夏の沙羅双樹、今の時期は椿やさざんか、梅、

と一年を通じて季節の花を楽しむこともできます。

 

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宝物館も併設されており、驚くようなお宝の数々が展示されています。

今の時期は、一休禅師直筆の書や絵のほか、

実際に着用していた袈裟や網代傘、履、そしてあの有名なしゃれこうべも展示されています。

室町時代のものが、とてもきれいに残っています。

別料金もかからずにこんなに素晴らしいお宝の数々を見せていただけるなんて、感激です。

 

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一休寺には一休寺納豆という名物があります。

一般的な糸を引く納豆とは異なり、真っ黒で乾燥した塩味の納豆です。

 

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大豆を蒸し、はったい粉と麹を混ぜて発酵させ、塩湯とともに納豆桶に移し、
約一年もの間、天日干しにして作られます。

一休禅師が数百年前に伝えられて以降、今でも一休寺のご住職のお手製で作られています。

その仕込の様子を写した写真展が現在一休寺で開催されています。

 

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モノクロで統一された写真家三宅徹氏(写真下)の写真は、和尚様の作業の息遣いまでも聞こえてきそうなほど。

額のしわや、年季の入った手に、当たり前のように受け継ぎ、手を抜かず真面目に作っておられる様子が

ひしひしと伝わってきます。

 

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この写真展は24日(土)までの開催で日がもうあまりないのですが、是非ご覧いただきたいです。

 

そして、和尚様が手塩にかけて作られた様子を知ってからいただく一休寺納豆。

ただしょっぱいだけではなく、その奥にある発酵独特のうまみがなんともいえません。

 

一休寺では一休寺納豆を使用したお菓子とお抹茶がいただけます。

 

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お土産用には粒のままの一休寺納豆と、刻んであるふりかけタイプがあり、

白ごはんのお供に最高です。

 

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また、オリーブオイルとドレッシングにしたり、中国の豆鼓のように麻婆豆腐にいれたり、

お料理のアクセントとしても最適です。

 

是非、皆様も一休寺へお立ち寄りになり、この貴重な一休寺納豆をご賞味ください。

 

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酬恩庵 一休寺
http://www.ikkyuji.org/

 

一休寺納豆の仕込

  • 2017.07.30 Sunday
  • 13:44

一年で一番暑い土用の時期。

この陽射しを利用して、梅干しを干したり、茶道では灰を作ったりしますが、

一休寺納豆の仕込も行われます。

先日、早朝より行われる一休寺納豆の仕込のお手伝い(という名の見学)に

八幡市のお隣、京田辺市にある一休寺さんへ寄せていただきました。

 

 

納豆というと、スーパーで売っている糸引き納豆を想像されたことでしょう。

一休寺納豆はそれとは異なり、浜納豆、大徳寺納豆というとぴんと来られるでしょうか。


 

一休禅師が数百年前に伝えたことから、その名がある一休寺納豆は、

初めての方はただしょっぱい、塩っ辛いと

思われるかもしれませんが、発酵食品独特のその香りとうまみがだんだんと感じられて、白ご飯のお供に最適です。

 

蒸した大豆と大麦のはったい粉、麹を加えて混ぜ、麹蓋といわれる専用の舟にならし、

蔵で2日間発酵させたものがこちら。

 

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蔵から出したての種は、麹菌が生きているのでほんのり温かい。

発酵の力を感じるときです。

 

麹蓋の中で固まっている種をへらでかいてあけ、ほぐします。「麹かき」。

 

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ほぐした種を塩水をはった納豆桶にうつして、混ぜます。

プクプクと泡が出てきて、麹が呼吸していました。

 

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1年間毎日、日中は桶のふたを開けて天日干しし、撹拌を繰り返すのだそう。

お日さんの力と和尚さんの手により、一年かけて水分のとんだ真っ黒の一休寺納豆になるのです。

 

機械化することなく、業者が入ることもなく、昔から変わらず、和尚さんが手塩をかけて作られています。

これからも大切にいただきたいと思います。

 

是非一度みなさまもご賞味ください。

 

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白沙村荘へ

  • 2017.05.17 Wednesday
  • 11:37

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白沙村荘へ出かけてきました。

 

銀閣寺や哲学の道のほど近くにある白沙村荘は、

大正時代から昭和初期にかけて活躍した日本画家・橋本関雪の
住居兼アトリエで、広大なお庭と美術館も併設され、橋本関雪記念館として公開されています。

橋本関雪は、100年前、当家が大津の走井餅の本家の場所をひきはらい、
八幡へ越してきたあと、荒廃していた屋敷を買い取り、
保存に努めてくださいました。

そのご縁で、たびたびこちらには寄せていただいております。
 

国の名勝にも指定されている10000屬砲盖擇崘鮑斬質颪里庭は、新緑が美しく、

また、季節の花々も咲き乱れ、どこを切り取っても素晴らしい景色です。

 

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関雪のアトリエであったこちらの存古楼という建物で、現在「春遊会」という合同展が行われています。

陶芸、日本画、茶の湯、仏像彫刻、木工芸、染色、漆芸の作家さんの作品が展示されています。

 

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新しいものと古いものが違和感なく同居しています。

作家さんとお話しすることもできて、モノを作る人の情熱が伝わってきます。

この美しいお庭と作品を見ながらお抹茶もいただけます。

21日(日)まで開催されています。

 

そして、美術館の方では「竹内浩一自作作品展 風の暦より」が開かれています。

 

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繊細な線と色合いで描かれた植物や動物。

初夏の風がふわりと吹き抜けるようなさわやかな展示でした。

こちらも21日まで。

 

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美術館2階のテラスからは、木々が若い緑をモコモコと出している大文字山を

眺めることができました。

こういった色合いの大文字山も今だけかもしれません。

 

今回ご紹介した2つの展示はいずれも今週末までですが、企画も次々と変わりますし、

お庭は毎日公開されています。

本当にいつ伺っても素敵な場所です。


白沙村荘 橋本関雪記念館

 

 

 

お伊勢さん菓子博開催中

  • 2017.05.09 Tuesday
  • 14:03

全国菓子大博覧会(通称「菓子博」)は、お菓子の歴史と文化を後世に伝えるとともに、
菓子業界・関連産業の振興と開催地域の活性化に役立てるため、
ほぼ4年に1度、全国各地で開催されている日本最大のお菓子の祭典です。

現在、三重県の伊勢で開催されています。(5/14まで。)

 

当店も社内研修として、昨日出かけてきました。

 

会場では全国のお菓子を集め、展示・販売が行われています。
また、菓匠(和菓子の職人)やパティシエが伝統の技を駆使して制作した
「工芸菓子」も多数展示されています。

 

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江戸の名物餅のコーナーでは走井餅についても展示されていました。

 

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そして開催地、伊勢の名物、赤福。

 

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お買い物や食べたりもできて、最近は一般の方向きにイベントが

シフトしてきていますが、もともとはお菓子屋さんのための品評会。


優秀なお菓子には皇族による「名誉総裁賞」や
「内閣総理大臣賞」「農林水産大臣賞」などが授与されます。

 

過去には走井餅老舗の走井餅も
昭和59年 第20回大会で「大臣賞」を受賞、



その後平成10年 第23回大会で最高賞である「名誉総裁賞」を受賞しています。




 

また、平成6年 第22回大会には「菓子産業特別功労賞」を、
平成10年 第23回大会に鳩ケ峯ういろが「全菓博栄誉大賞」を受賞しました。



昭和29年の第13回全国菓子大博覧会(京都開催)の折の
高松宮殿下より菓子博の名誉総裁には毎回宮様がご就任になっており、
平成元年の第21回全国菓子大博覧会(松江菓子博)からは
寛仁親王殿下が名誉総裁を務められ、寛仁親王殿下のご逝去により前回の広島菓子博からは

彬子女王殿下が名誉総裁を務められています。

 

全国菓子大博覧会で宮様から賞をいただくことは菓子業界の中で最高の栄誉であり、
賞をもらうために全国のお菓子屋さんは日々研鑽を重ねています。

 

お伊勢さん菓子博は今週の日曜日まで。

次回はまた4年後の開催(開催地は未定)なので、
お近くの方は出かけてみてはいかがでしょうか。

 

関雪忌2017

  • 2017.02.26 Sunday
  • 16:29

 

2月26日は、日本画家 橋本関雪の御命日。

それに先立ち、昨日、京都銀閣寺ふもとの白沙村荘で関雪忌が行われました。

 

国の名勝にも指定されている10000屬砲盖擇崘鮑斬質颪里庭は、関雪によって作庭された

いわば作品です。

池や橋、建物、古い石造美術の配し方に至るまで、関雪の美意識が行き届いています。

 

 

 

あたたかな光。きらきらと明るい春の日差しです。

 

 

 

 

 

 

 

関雪忌ということで、お堂が公開されており、お参りをさせていただきました。

 

 

当家の大津の創業地は、走井餅7代目が八幡へ越してからは廃墟となり、切り売りされるところでした。

運がよかったのは、その時、関雪さんの眼にとまったということ。

そうでなかったら、100年たった今、大津の庭も走井の水も残ってなかったでしょう。

そして、関雪さんが「ここは残したい」と思ってくださったその想いが

関雪さんのご子孫まで受け継がれているということがまた、素晴らしいことです。

八幡へ商いの地を移した当家にとっても、やはり創業の大津のその場所というのは

とても重要な場所です。

その感謝を関雪さんにゆっくりとお伝えしてきました。

 

 

 

 

本年の関雪忌は「ザイラーピアノの帰還」と題して、演奏会が行われました。

 

 

関雪のアトリエであった存古楼に、関雪が娘にお嫁入りに持たせたザイラーのピアノが

数十年ぶりに戻ってきたのです。

 

 

半円形の特殊な形をしたグランドピアノは、音色が心地よく、聞きほれてしまいました。

 

 

 

 

きっと関雪さんもお空で耳を澄ませてはるに違いありません。

 

 

晴れ晴れとした良き日でした。

 

一休寺薪能

  • 2016.10.13 Thursday
  • 15:34

 

昨夜、八幡市のお隣京田辺にある、一休寺で行われた薪能を鑑賞してきました。

そもそもこの一休寺のある地名は薪村といわれ、鎌倉時代は石清水八幡宮の荘園で

石清水八幡宮まで薪を運んでいたことが、村の名前の由来とのことです。

 

一休寺のすぐお隣には薪神社という小さなお宮もあります。

 

 

ここには能楽発祥の碑があります。

 

 

というのも、一休寺の総門の正面に、「薪能金春芝旧跡」という碑がたっています。

 

 

 

金春禅竹という能楽師が一休禅師に能を演じた場所だそうです。

金春禅竹は世阿弥の娘婿です。

また観世流三代目の音阿弥の墓も一休寺にあり、一休寺と能楽は深く縁のある場所なのです。

数々の能楽師が一休禅師に禅の教えを受け、芸風を作り上げたのですね。

 

 

 

 

 

そんなゆかりある一休寺で、毎年月夜の美しい十五夜か十三夜の近くに行われているのが薪能です。

 

午後5時開場。

色づき始めた紅葉の参道を進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

一休寺方丈にて、一休禅師に向けて奉納されるは、

仕舞 清経・野宮

狂言 口真似

能  綾鼓

 

 

虫の鳴き声が負けじと響く中、幽玄の世界に夢中になっていると、

日はすっかり落ち、十三夜前日のお月様がこちらを照らしてくれていました。

 

 

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