一休寺納豆の仕込

  • 2017.07.30 Sunday
  • 13:44

一年で一番暑い土用の時期。

この陽射しを利用して、梅干しを干したり、茶道では灰を作ったりしますが、

一休寺納豆の仕込も行われます。

先日、早朝より行われる一休寺納豆の仕込のお手伝い(という名の見学)に

八幡市のお隣、京田辺市にある一休寺さんへ寄せていただきました。

 

 

納豆というと、スーパーで売っている糸引き納豆を想像されたことでしょう。

一休寺納豆はそれとは異なり、浜納豆、大徳寺納豆というとぴんと来られるでしょうか。


 

一休禅師が数百年前に伝えたことから、その名がある一休寺納豆は、

初めての方はただしょっぱい、塩っ辛いと

思われるかもしれませんが、発酵食品独特のその香りとうまみがだんだんと感じられて、白ご飯のお供に最適です。

 

蒸した大豆と大麦のはったい粉、麹を加えて混ぜ、麹蓋といわれる専用の舟にならし、

蔵で2日間発酵させたものがこちら。

 

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蔵から出したての種は、麹菌が生きているのでほんのり温かい。

発酵の力を感じるときです。

 

麹蓋の中で固まっている種をへらでかいてあけ、ほぐします。「麹かき」。

 

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ほぐした種を塩水をはった納豆桶にうつして、混ぜます。

プクプクと泡が出てきて、麹が呼吸していました。

 

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1年間毎日、日中は桶のふたを開けて天日干しし、撹拌を繰り返すのだそう。

お日さんの力と和尚さんの手により、一年かけて水分のとんだ真っ黒の一休寺納豆になるのです。

 

機械化することなく、業者が入ることもなく、昔から変わらず、和尚さんが手塩をかけて作られています。

これからも大切にいただきたいと思います。

 

是非一度みなさまもご賞味ください。

 

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白沙村荘へ

  • 2017.05.17 Wednesday
  • 11:37

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白沙村荘へ出かけてきました。

 

銀閣寺や哲学の道のほど近くにある白沙村荘は、

大正時代から昭和初期にかけて活躍した日本画家・橋本関雪の
住居兼アトリエで、広大なお庭と美術館も併設され、橋本関雪記念館として公開されています。

橋本関雪は、100年前、当家が大津の走井餅の本家の場所をひきはらい、
八幡へ越してきたあと、荒廃していた屋敷を買い取り、
保存に努めてくださいました。

そのご縁で、たびたびこちらには寄せていただいております。
 

国の名勝にも指定されている10000屬砲盖擇崘鮑斬質颪里庭は、新緑が美しく、

また、季節の花々も咲き乱れ、どこを切り取っても素晴らしい景色です。

 

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関雪のアトリエであったこちらの存古楼という建物で、現在「春遊会」という合同展が行われています。

陶芸、日本画、茶の湯、仏像彫刻、木工芸、染色、漆芸の作家さんの作品が展示されています。

 

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新しいものと古いものが違和感なく同居しています。

作家さんとお話しすることもできて、モノを作る人の情熱が伝わってきます。

この美しいお庭と作品を見ながらお抹茶もいただけます。

21日(日)まで開催されています。

 

そして、美術館の方では「竹内浩一自作作品展 風の暦より」が開かれています。

 

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繊細な線と色合いで描かれた植物や動物。

初夏の風がふわりと吹き抜けるようなさわやかな展示でした。

こちらも21日まで。

 

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美術館2階のテラスからは、木々が若い緑をモコモコと出している大文字山を

眺めることができました。

こういった色合いの大文字山も今だけかもしれません。

 

今回ご紹介した2つの展示はいずれも今週末までですが、企画も次々と変わりますし、

お庭は毎日公開されています。

本当にいつ伺っても素敵な場所です。


白沙村荘 橋本関雪記念館

 

 

 

お伊勢さん菓子博開催中

  • 2017.05.09 Tuesday
  • 14:03

全国菓子大博覧会(通称「菓子博」)は、お菓子の歴史と文化を後世に伝えるとともに、
菓子業界・関連産業の振興と開催地域の活性化に役立てるため、
ほぼ4年に1度、全国各地で開催されている日本最大のお菓子の祭典です。

現在、三重県の伊勢で開催されています。(5/14まで。)

 

当店も社内研修として、昨日出かけてきました。

 

会場では全国のお菓子を集め、展示・販売が行われています。
また、菓匠(和菓子の職人)やパティシエが伝統の技を駆使して制作した
「工芸菓子」も多数展示されています。

 

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江戸の名物餅のコーナーでは走井餅についても展示されていました。

 

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そして開催地、伊勢の名物、赤福。

 

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お買い物や食べたりもできて、最近は一般の方向きにイベントが

シフトしてきていますが、もともとはお菓子屋さんのための品評会。


優秀なお菓子には皇族による「名誉総裁賞」や
「内閣総理大臣賞」「農林水産大臣賞」などが授与されます。

 

過去には走井餅老舗の走井餅も
昭和59年 第20回大会で「大臣賞」を受賞、



その後平成10年 第23回大会で最高賞である「名誉総裁賞」を受賞しています。




 

また、平成6年 第22回大会には「菓子産業特別功労賞」を、
平成10年 第23回大会に鳩ケ峯ういろが「全菓博栄誉大賞」を受賞しました。



昭和29年の第13回全国菓子大博覧会(京都開催)の折の
高松宮殿下より菓子博の名誉総裁には毎回宮様がご就任になっており、
平成元年の第21回全国菓子大博覧会(松江菓子博)からは
寛仁親王殿下が名誉総裁を務められ、寛仁親王殿下のご逝去により前回の広島菓子博からは

彬子女王殿下が名誉総裁を務められています。

 

全国菓子大博覧会で宮様から賞をいただくことは菓子業界の中で最高の栄誉であり、
賞をもらうために全国のお菓子屋さんは日々研鑽を重ねています。

 

お伊勢さん菓子博は今週の日曜日まで。

次回はまた4年後の開催(開催地は未定)なので、
お近くの方は出かけてみてはいかがでしょうか。

 

関雪忌2017

  • 2017.02.26 Sunday
  • 16:29

 

2月26日は、日本画家 橋本関雪の御命日。

それに先立ち、昨日、京都銀閣寺ふもとの白沙村荘で関雪忌が行われました。

 

国の名勝にも指定されている10000屬砲盖擇崘鮑斬質颪里庭は、関雪によって作庭された

いわば作品です。

池や橋、建物、古い石造美術の配し方に至るまで、関雪の美意識が行き届いています。

 

 

 

あたたかな光。きらきらと明るい春の日差しです。

 

 

 

 

 

 

 

関雪忌ということで、お堂が公開されており、お参りをさせていただきました。

 

 

当家の大津の創業地は、走井餅7代目が八幡へ越してからは廃墟となり、切り売りされるところでした。

運がよかったのは、その時、関雪さんの眼にとまったということ。

そうでなかったら、100年たった今、大津の庭も走井の水も残ってなかったでしょう。

そして、関雪さんが「ここは残したい」と思ってくださったその想いが

関雪さんのご子孫まで受け継がれているということがまた、素晴らしいことです。

八幡へ商いの地を移した当家にとっても、やはり創業の大津のその場所というのは

とても重要な場所です。

その感謝を関雪さんにゆっくりとお伝えしてきました。

 

 

 

 

本年の関雪忌は「ザイラーピアノの帰還」と題して、演奏会が行われました。

 

 

関雪のアトリエであった存古楼に、関雪が娘にお嫁入りに持たせたザイラーのピアノが

数十年ぶりに戻ってきたのです。

 

 

半円形の特殊な形をしたグランドピアノは、音色が心地よく、聞きほれてしまいました。

 

 

 

 

きっと関雪さんもお空で耳を澄ませてはるに違いありません。

 

 

晴れ晴れとした良き日でした。

 

一休寺薪能

  • 2016.10.13 Thursday
  • 15:34

 

昨夜、八幡市のお隣京田辺にある、一休寺で行われた薪能を鑑賞してきました。

そもそもこの一休寺のある地名は薪村といわれ、鎌倉時代は石清水八幡宮の荘園で

石清水八幡宮まで薪を運んでいたことが、村の名前の由来とのことです。

 

一休寺のすぐお隣には薪神社という小さなお宮もあります。

 

 

ここには能楽発祥の碑があります。

 

 

というのも、一休寺の総門の正面に、「薪能金春芝旧跡」という碑がたっています。

 

 

 

金春禅竹という能楽師が一休禅師に能を演じた場所だそうです。

金春禅竹は世阿弥の娘婿です。

また観世流三代目の音阿弥の墓も一休寺にあり、一休寺と能楽は深く縁のある場所なのです。

数々の能楽師が一休禅師に禅の教えを受け、芸風を作り上げたのですね。

 

 

 

 

 

そんなゆかりある一休寺で、毎年月夜の美しい十五夜か十三夜の近くに行われているのが薪能です。

 

午後5時開場。

色づき始めた紅葉の参道を進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

一休寺方丈にて、一休禅師に向けて奉納されるは、

仕舞 清経・野宮

狂言 口真似

能  綾鼓

 

 

虫の鳴き声が負けじと響く中、幽玄の世界に夢中になっていると、

日はすっかり落ち、十三夜前日のお月様がこちらを照らしてくれていました。

 

 

橋本関雪ゆかりの地で

  • 2016.09.18 Sunday
  • 12:11

  

 

日本画家橋本関雪の墓所があり、走井の名水が湧いている、大津の月心寺。

走井餅発祥の場所で、当家が八幡へ移るまでは走井茶屋として商いをしていた場所です。

大正時代に売りに出され、橋本関雪の目に止まり、今も御子孫の方によって当時の面影を残して保存されています。

 

 

通常の拝観は、完全予約制ですが、9月10月は日時限定で、特別公開されています。

お部屋から眺める庭園は、相阿弥の作とも言われ、素晴らしいものです。

ご先祖はこのような環境の中、走井餅を作ってたのだなぁと思いを馳せ…

 

 

 

 

今回はおいしい手打ちのお蕎麦付とのことです。

是非、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。

詳細フェイスブックはこちら

月心寺ホームページはコチラ

 

 

 

 

 

 

 

月心寺は、橋本関雪が別邸としたところ。

本宅は、哲学の道、銀閣寺のそばの白沙村荘です。

 

 

 

10000屬砲發よぶ広大な敷地には建造物や石造美術が関雪の設計で構成されており、
国の名勝にも指定されています。

 

 

 

 

 

庭園の奥には2階建ての美術館が併設されており、1階では関雪の作品を鑑賞することができます。

 

現在は初公開の豪華で立派な襖絵や、目線がとても優しい達磨絵、落款の数々が展示されています。

池を眺められるこの場所がアトリエであった関雪。様々な草花や、それらに交わう鳥や蝶。

夏にはセミの声、冬には雪の積もる音などを聞きながら、創作意欲が湧いたことでしょう。

 

 

また、大文字を眺めることもできます。

美術館2階は、見晴らしも良く、おすすめです。

 

 

現在、美術館2階では、アンティークのデミタスカップの展示が行われています。

色とりどり、きらっきらに輝く小さなコーヒーカップがなんと600点。

あれもかわいい、これもいい、なんて見ていたら夢中になってしまいますよ。

会期は9月25日まで。是非足をお運びください。

 

 

 

 

 

白沙村荘ホームページはこちら

デミタス展についての詳細はこちら

 

 

月心寺でお蕎麦

  • 2016.08.13 Saturday
  • 18:33

 

本日より16日まで、大津の月心寺走井が蕎麦処に変身しています。

普段はほとんど公開されていませんので、一見さんで内部に入れるのはとても貴重な機会です。

私も開店と同時に寄せていただきました。

 

この日のためにあつらえられたのれんがお玄関にかかっています。

くぐると走井の井筒があります。

 

 

ここ最近は日照り続きで、夕立すら降らない近畿ですが、

やはり枯れることなく、こんこんとわき出ています。

 

 

 

 

お座敷に上がらせていただくと、走井庭園が目に飛び込んできます。

縁側のすぐ側にお池。

 

 

お池には鯉が泳ぎ、橋が架かり、苔むしろの石組が上へ上へ積まれています。

そして走井の元井戸から白糸のような一筋の滝が池へと流れ落ちます。

その音は、なんとも涼しげな気分にさせてくれます。

 

 

こんな絶景を見ながらいただくのは手打ちのお蕎麦。

 

 

 

するするっと喉を通りました。

クーラーのないお部屋ですが、時折吹く風が心地よい。

 

 

 

 

 

 

お庭を眺めていると、ご先祖様がここに帰ってこられているような気がしました。

お盆には自宅へ帰ってこられます。

7代目まではここで生まれ育っているわけですから、きっとそうですよね。

私も11代目として走井餅当主を継ぐつもりでいますが、日々いろいろな悩みが出てきます。

今日ここへ伺って心が少しすっきりしたのは、やはりご先祖さんに勇気づけられたのではないかなと

思ってしまいました。

(たぶん)絶対的に私の味方でいてくれているご先祖さん。

守ってもらえて感謝です。

 

 

 

さて、井口のご先祖さんと同じく、感謝している方に会っていかなくてはいけません。

 

 

 

月心寺の階段を上っていくと墓所があります。

 

 

 

 

うちの6代目がこの地を手放した後、保存に努めてくださった橋本関雪さんとヨネさん。

 

 

お二人に手を合わせ、また走井餅を作るために八幡へと戻りました。

 

 

 

月心寺の特別公開は16日まで毎日11時から。

限定30食のお蕎麦がなくなり次第、閉められるそうです。

信楽の窯元へ

  • 2016.07.28 Thursday
  • 10:09

 

お願いしたいことがあったので、いつもお世話になっている信楽焼宗陶苑さんへ

伺いました。

 

餡鉢を焼いてもらうためです。

餡鉢とはその名の通り、餡を入れておく鉢です。

 


 

走井餅は餡玉を丸めて作るお菓子ではなく、ヘラ包なのでこの餡鉢が欠かせません。

今使用している餡鉢は少なくとも明治時代からは使用しているものだそうで、

いくつか数はあるのですが、用途に合わせて予備を焼いていただくことにしました。

というのも、いくつかある数の中でも使い勝手の良い餡鉢は多くはありません。

ヘラ包みの際、手際よく餡を包むには、餡鉢の傾斜はかなり重要で、

少しの角度の差でも肩が凝ったり、スピードが乗らなかったりと、

作業がはかどりません。

走井餅の製造には毎日、必要不可欠のものですから、妥協はできません。

私と陶器の職人さんの、いわば職人同士のこだわりが飛び交う白熱した打ち合わせとなりました。



 

 

宗陶苑さんといえば、なんといってもこの登り窯が特徴です。

江戸時代から続く、日本最大の大きさの登り窯。

 

 

のぼり釜とは山の斜面を利用し、最下部の火袋から頂上部の吹き出しまでの間に
細長い部屋を数室連続で連ね、余熱を利用しながら下から上へと焚き上げていく
形状の釜のこと。
窯全体が煙突の役目をし、次・次の部屋で余熱利用していく事により燃料と時間を節約し、

多量に生産できる所に利点がありましたが、現在では炎のなせる不揃い、高等技術を要する上に重労働、

回転率の悪さ、小まわりがきかない等、一種品目の大量生産には不向きな為、ほとんど使用されなくなってしまったそうです。

しかし、宗陶苑さんでは昔ながらの姿を今に伝えてらっしゃいます。

のぼり窯を使用すると、窯の中の焼く場所によってそれぞれ異なった色合いに焼きあがったり、
窯のなかで炎の勢いにより器物に灰のふりかかる、灰かぶりによって独特の味わいが出るのが特徴です。
 

当店の抹茶茶碗や煎茶茶碗もすべて宗陶苑さんで焼いていただいていますが、

火色と言われる信楽焼きの特徴である土中の鉄分が赤く発色する色味をはじめ、

表情がそれぞれ異なっており、一つとして同じものはありません。



 

年に二度稼働させる登り窯は、来月下旬からの火入れに向けて、準備が始められているところでした。

これから製作も佳境に入り、暑い熱い夏を迎えられるそうです。

 

 

 

 

 

 

祇園祭の八幡山

  • 2016.07.23 Saturday
  • 12:00

本日は祇園祭後祭の宵山。

昨年より前祭と後祭に分かれる本来の姿となりましたので、京都の町に出かけると

いつまでもお祭りムードが漂っています。

八幡市民に祇園祭は関係ない!みたいな記事を前祭の期間に書きましたが、

全く関係がないわけではなく、むしろ後祭の八幡山はとても関係がありますので、

私も昨日の宵宵山にお参りに行ってきました。

 

 

 

八幡山は石清水八幡宮より勧請した八幡神を祀るお山です。
実際に、石清水八幡宮の神職さんが出張しておこなうお祭りごともあるほどです。

 

 

山の上には北山から届けられる松と、八幡山と書かれた扁額のついた鳥居が掲げられています。

常飾りでは提灯もたくさんでていて華やかです。

 

 

 

町内にはいたるところに向かい鳩の玄関幕が張られており、町内一丸となって

お祭りに参加されていることが伝わってきます。

 

 

 

屏風祭といって、立派な屏風や調度品も飾られており、美術館で見るようなお宝を

家先で自由にみることができます。

 

 

 

山の横手の町会所の奥に、お社があり、ここでお参りをします。

 

 

 

 

そして数々の懸装品を見ることができます。

実は宵山で常飾りされているお山は、完璧な姿ではなく、巡行の日までは

こちらに飾られています。

巡行の当日に改めて組立、飾られるのです。

 

 

 

 

総金箔のお社や、山の周りを飾られる織物、それらを飾り付ける金物など、

いずれも江戸時代のもので、ため息が出るほどに美しいものです。

祇園祭は動く美術館と言いますが、本当にその通りで、何百年もの間

町内の人々の思いによって、大切に守られてきたということがまた素晴らしいことです。

 

 

 

 

なかでも巡行の際、鳥居に取り付けられる一対の鳩は、左甚五郎の作です。

 

 

鳩は八幡神のおつかい。

いたるところに鳩のモチーフがあり、その表情がとてもかわいらしい。

 

 

町会所ではちまきや鳩笛、鳩鈴が販売されていました。

私も記念に鳩笛をいただきました。

子供の夜泣き封じとして信仰されているそうです。

7月いっぱいは由来書きと共にお店の床の間に飾っておりますので、どうぞご覧ください。

 

 

 

祇園祭後祭の山鉾巡行は7月24日。今年は運よく日曜日ですので、

この素晴らしいお祭りをご覧になってはいかがでしょうか。

 

私も、祇園祭は関係ない、と思いつつも、自身が氏子である石清水八幡宮の名前が出てきたり

毎日見ている石清水八幡宮の一の鳥居の鳩の扁額、石清水八幡宮の鳩の土鈴などを思い浮かべて

とても親近感がわきました。

また、夜店の雰囲気を楽しむだけでなく、美術鑑賞という視点や八幡神の信仰の観点で

幾重にも内容の濃い祇園祭となりました。

じっくりと見入りすぎて八幡山だけとなりましたが、また来年も訪れたいと思います。

皆様もなにかしら自分自身との関わりをどこか小さなものでも見つけられるともっと楽しめるのではないでしょうか。

 

一休寺納豆ができるまで

  • 2016.07.18 Monday
  • 18:41

今朝は、私がご飯のお供として何よりも愛する一休寺納豆の仕込の見学に、一休寺さんへ寄せていただきました。

 

納豆というと、スーパーで売っている糸引き納豆を想像されたことでしょう。

一休寺納豆はそれとは異なり、浜納豆、大徳寺納豆というとぴんと来られるでしょうか。



 

大豆を蒸し、はったい粉と麹を混ぜて発酵させ、塩湯とともに納豆桶に移し、
約一年もの間、天日干しにして作られる一休寺納豆は、初めての方はただしょっぱい、塩っ辛いと

思われるかもしれませんが、発酵食品独特のその香りとうまみがだんだんと感じられて、癖になるのです。
一休禅師が数百年前に伝えたことから、その名があります。

 

今でも変わらぬ製法で、一年に一度土用の時分に一休寺さんで和尚さん自ら仕込まれています。


この時期は毎日早朝から、大豆60キロ分の一休寺納豆を一桶ずつ、合計6桶も仕込まれます。

 

本日特別に見学させていただいたので、レポートします。

 

〜案より浸漬していた大豆をせいろにうつし、蒸気で蒸しあげる。

 

 

 

 

⊂しあがった大豆をむしろにあけ、冷ます。

 

 

 

 

蒸しあがった大粒大豆はピカピカ。甘くておいしかったです。

 

 

蒸した大豆と大麦のはったい粉、麹を加えて混ぜ、麹蓋といわれる専用の舟に

ならして倉で2日間発酵させる。

 

 

 

 

 

 

て麁たった種を倉から出しておく。

 

 

 

倉から出したての種は、麹菌が生きているのでほんのり温かい。

発酵の力を感じるときです。

 

 

ス躋犬涼罎埜任泙辰討い觴錣鬚悗蕕任いてあけ、ほぐす。「麹かき」といわれる。

 

 

 

 

Δ曚阿靴深錣鯡Г捻水をはった桶に運び入れる。

 

 

 

 

 

С富

 

 

 

┣海砲爐靴蹐魎き、縄で縛る。

 

 

 

 

二日前に桶に仕込んだ納豆も撹拌する。

 

 

 

 

 

 

一年間毎日、日中は桶のふたを開けて天日干しし、撹拌を繰り返すのだそう。

一年かけて水分のとんだ一休寺納豆は真っ黒の粒になる。

 

 

 

完成まで一年もかかるありがたい食品。

毎日毎日手をかけて、心を込めて、作られるのです。

 

改めて、一休寺納豆のおいしさは昔から受け継いだことを変えることなく、

真面目に作られているからだと感じました。

 

砕いたものをお粥さんに振りかけていただきました。

 

 

食欲の落ちるこれからの時期も、さらさらとのどを通ります。

 

できあがった一休寺納豆は、一休寺さんで購入することができます。

お取り寄せもできるようなので、是非一度、皆様にも味わっていただきたい逸品です。

 

 

 

 

 

 

 

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