地蔵盆
- 2017.08.20 Sunday
- 12:09
昨日と今日、京都市内を歩いているとあちこちで、お地蔵さんの周りに提灯を一杯並べて、
子供たちと大人が集まっている光景を目にされると思います。
京都では夏の終わりに地蔵盆という風習があります。
本来なら、8月23日24日に行うのですが、最近はどこの町内も直前の土日に行うことが多くなりました。
京都で各町内ごとにたくさんお祀りしてあるお地蔵さん。
子供たちを見守ってくれてはります。
地蔵盆は、そのお地蔵さんの年にいっぺんのお祭り。
うちの高坊町内も、私が子供のころは盛大に地蔵盆をしてはって、
夏休みが終わりかけの最後のイベントでほんまに楽しみにしてました。
その二日間、時間ごとに楽しいことがあるんです。
10時 すいかわり 13時 おやつ 15時 のど自慢 19時 盆踊り
みたいな楽しいばっかりの夢のような時間割が配られていて、
時間ごとに町会所に行きます。
時間を知らす係もあって、当番の子たちが鐘を鳴らしながら町内を歩きます。
家にいてもその鐘の音で、また遊びに行くのです。
大人になって、もうそんな楽しみもなくなってしまいましたが、やっぱり地蔵盆の季節になると
あぁ、もう夏も終わりやなぁとなんかもの悲しくなりますね。
八幡も少し歩くだけでもたくさんのお地蔵さんに出会えます。
お店からはちまんさんの山麓を5分ほど南に歩くと
相槌稲荷のお隣に平谷地区のお地蔵さん。
そこから西へ3分ほど
念仏寺さんのお地蔵さん。
そこからさらに西へ3分。
森のお地蔵さん。
念仏寺さんに戻って、そこから北へ5分。
田中町のお地蔵さん。
そこから東へ3分。
山柴地区のお地蔵さん。
そこから徒歩1分。
土井地区のお地蔵さん。
規模は町内によって様々ですが、
それぞれが大事にしてはるのがよくわかります。
毎日、きれいに花がいれてあるし、
地蔵盆になったらいろんなお供えがしてある。
お世話をしてくれてはる方々のおかげです。
町を守ってくれたはるお地蔵さん。
景色として見過ごさずに、前を通る時は立ち止まって手を合わせたいものですね。
【お知らせ】
8月21日(月)22日(火)とお休みをいただきます。
この度はもう2か月も前にコメントをいただいていたにもかかわらず、お返事も差し上げずに申し訳ございませんでした。
八幡のこと、好きと言ってくださること、とてもうれしいです。
あたりまえのようにそばにあるはちまんさんが、大人になってから、またこの土地を離れたら、ひとしお、ありがたく、また懐かしく感じることでしょうね。
また八幡にふらりと遊びにいらしてくださいね。
八幡に住んでいたのは
わずか3年半でしたが、本当に素敵な町で
いまでも八幡が好き好きでたまりません。
(若女将の八幡愛には負けますが)
ブログの更新楽しみにしています。
夏の季節は、はちまんさんの濃い緑の匂いと
セミの鳴き声が懐かしいです。
「夏の子供を育てるのは、青い空と太陽だけではないのです。」