月心寺開山忌法要

  • 2018.06.22 Friday
  • 14:30

今年も、大津大谷・月心寺の開山忌へ寄せていただきました。

 

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この地に湧く走井の水を使い餡餅を作り、それを走井餅という名で売り始めました。

1764年のことです。

 

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走井の湧水は、三条小鍛冶宗近が刀を鍛えたという故事が伝わっており、
それゆえ餅の形は刀の形を模しています。

 

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創業以来この地で150年商いをしていましたが、目の前の東海道が国道一号線となり、

牛車を引いていた生活から車へとかわるにつれて、京ー江戸間の最初の関所で(江戸からは最後の関所)あった

この地も、旅人が茶店で一服するというライフスタイルではなくなり、店を閉じることになりました。

 

店を閉じた6代目の四男である7代目が、現在の地である石清水八幡宮前へと移転させたのです。

 

大津の屋敷と庭園は、売りに出され、買い取ってくださったのが日本画家・橋本関雪でした。

本宅の白沙村荘は銀閣寺そばにありますが、別宅として使用されていたそうです。

 

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関雪没後は関雪の遺志により、天龍寺の村上獨譚によって月心寺という名で、関雪の菩提寺として開山されました。

関雪のお墓はここにあります。

 

月心寺といえば、村瀬明道という尼僧の精進料理のお寺として有名となりましたが、彼女はここの二代目住職でした。

庵主さんの豪快で優しいお人柄にファンも多く、また、NHK朝の連続ドラマ小説「ほんまもん」の

モデルにもなり、庵主さんのお役は野際陽子さんが演じられました。

 

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その庵主さんも数年前にお亡くなりになり、今は関雪のご子孫の橋本家の方々によって管理されています。

 

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100年前、この地を買ってくださったのが関雪さんで本当に良かった。

もしも心無い方の手に渡っていたら、すっかり取り壊され、ガレージやマンションになっていたことと思います。

そもそも敷地が広大な走井の本家は、切り売りされる予定で進んでいました。

関雪さんもそのうちの石造美術だけを買い取るつもりで、この地を訪れたそうです。

しかし、相阿弥作と伝わる石庭や運慶作と伝わる小野小町百歳像、
明治天皇が明治元年、初めて京都より東京へ行幸される際に
ご小休された「御駐在處」に心惹かれ、丸ごと買い取ることを決められたそうです。

 

また、100年もの間、その時その時のご住職に関雪の遺志が受け継がれ、

そして現在に至るまで大切に保存されている事に、感謝しかありません。

場所は違えど、そのまま走井餅を商いとしているわけですから、

発祥の地であり、先祖が暮らし商売をしていた場所、そして走井の水に今もなお触れることができるのは

この上もないありがたいことで、大切な事なのです。

 

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月心寺についてはこちら

橋本関雪についてはこちら

 

月心寺は、現在、日数限定で蕎麦処として公開されています。

スケジュールはこちら

 

 

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