やわたの文化財一斉公開(八角堂・伊佐家)へ

  • 2019.05.25 Saturday
  • 18:32

今日と明日の2日間、八幡市の文化財が特別公開されています。

全箇所はこちら

 

私も本日、八幡観光してきましたのでそのコースをご案内します。

全部で7か所のうち、今回初公開だったのが八角堂です。

 

長らく八角堂は荒廃していたのですが、平成24年に石清水八幡宮境内が国史跡に指定された際に、

この離れた場所も境内の一部として指定されたことから、修復工事が進み、

5年もの年月をかけて、今回明治期の姿を取り戻すこととなりました。

 

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八角堂は、鎌倉時代の初め、順徳天皇の御願により建てられた八角形の仏堂で、

慶長12年、豊臣秀頼によって再建されました。

もともとは石清水八幡宮境内にありましたが、

明治の神仏分離によって、現在の松花堂庭園からほど近いこの地へ移されました。

この場所は、西車塚古墳で、古墳時代前期(4世紀頃)の木津川左岸最大級の前方後円墳であり、

八角堂はその後円部墳頂に建てられています。

ちなみに現在の松花堂庭園の場所は、東車塚古墳です。

古墳の上なので、入口からは階段で少しだけ上ります。

 

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八角形と言っても正八角形ではなく、正方形の四隅を切り取った形をしています。

これは石清水八幡宮に特有の建物の形だそうです。

 

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今日明日は特別に内部も公開されており、入ることができました。

 

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残念ながら、ご本尊はここにはいらっしゃいません。

ご本尊は、阿弥陀如来坐像で鎌倉時代の作で、重要文化財に指定されています。

像の高さは3mもあり、台座、光背を入れると5.80メートルもある大変大きなもので、

金色に輝き、仏師・快慶の作風を示すと言われています。

現在は、正法寺に納められています。

正法寺の住職こそが、明治時代の初め、廃仏毀釈で石清水八幡宮の境内から仏教に関わる

建物や道具が取り除かれる際、八角堂を現在の場所に移したのです。

そのおかげで、八角堂のみが、かつて石清水八幡宮の境内にあった仏堂のなかで、廃仏毀釈を免れ、

八幡市内に唯一現存し、現在に至っています。

今日明日は、正法寺も特別公開されているので、この阿弥陀如来座像を拝むことができます。

まだご覧になったことのない方は、八角堂に行かれた次に、必ず正法寺に訪れていただきたいです。

 

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さて、ご本尊はいらっしゃいませんが、内部の彩色は美しくよみがえっています。

牡丹や唐草が、柱や貫に色鮮やかに描かれており、流れや太さが少しずつ異なり、一つとして同じものがないのが

見どころです。

 

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東西南北四方には、梵字が入っています。

 

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すべて異なった文字が入っています。

正面のみ大きさが大きく、またヒノキの素材も秀頼のころのものだそうです。

ちなみに正面は、明治時代の移築の際、東正面から南正面に改められています。

 

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八角堂の屋根は、8つの角に2こずつ鬼瓦が据えられています。

鬼瓦の横には瓦師の名前が彫ってあり宇治の「源左衛門」という、1600年代後半から

1700年代前半に京都南部にある寺院の鬼瓦を作っていた職人で、

八幡市内ではほかに正法寺や石清水八幡宮摂社の狩尾社を手掛けています。

市外では三室戸寺や万福寺、醍醐寺などにも納めているようです。

鬼瓦の顔は一つとして同じものがなく、表情を見ているだけでも面白いです。

 

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その中に一つ、特筆すべき鬼瓦があります。

なんと鬼の顔が正面だけでなく、両側面にもあり、3つ組み合わさった珍しいものがあります。

 

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これは16の鬼瓦のうちひとつだけで、東北東、つまり鬼門に据えられています。

鬼門封じの考え方によるものだと推察されます。

 

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また宝珠の下の露盤に四方2つずつ、合計8つの三つ巴紋が据えられています。

そこも、北東の1枚のみ、まわし方がほかの7つと異なっています。

 

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石清水八幡宮の社殿にも、三つ巴のまわし方が逆向きなものがひとつだけあったりします。

これは当時の職人さんが間違ったのではなく、鬼門封じであったり、完全なものをあえて作らず未完にしておくという

日本人の考え方によるものです。

おもしろいですね。

 

八角堂はかつて、石清水八幡宮境内の内、本殿に向かって西側にありました。

現在の三女神社の裏あたりです。

かつては西谷門があり、大阪方面からの参詣路の入り口でした。

門をくぐると北に八角堂、南に大塔といわれる巨大な仏塔がそびえたち、参詣者を

出迎えていました。

いまではなにも残っておらず、想像がつきませんが、西口は仏教色がかなり濃かったことが伺えます。

 

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明日26日も、11時・12時半・14時と説明も行われます。(見学は11時から15時随時可)

暑いですが、青もみじと青空と朱色のコントラストも美しい八角堂へ是非お越しください。

 

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11時の説明会を終えると、すぐお隣の松花堂庭園でお食事はいかがでしょうか。

吉兆では、松花堂弁当がいただけます。

 

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八幡のキーパーソン松花堂昭乗ゆかりの松花堂弁当を本場で召し上がってみてください。

 

オススメのコースとしてはその後、正法寺へ行って、八角堂のご本尊をご覧ください。

 

私は以前お伺いしたことがあるので、今回は、伺ったことのなかった伊佐家へ行ってきました。

場所は流れ橋から徒歩すぐ。

 

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流れ橋のかかる木津川には、水がほとんどなく砂が露呈しています。

ふもとのお茶畑はお茶摘みが終わったとこなのか覆いが外されていました。

 

 

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伊佐家は代々天領の庄屋を務めた家で、敷地は2600屬發△蝓

蔵など何棟もの建物からなりますが、主屋は享保19年(1734年)の入母屋づくりの茅葺屋根で立派な建物です。

国の重要文化財となっています。

茅葺は戦前までは10年ごとにやりかえていたのですが、最近は材料も手に入りにくくなり、

吹き替えの期間が長くなってきているそうです。

 

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ほとんど285年前のままの建物で、おくどさんや井戸跡など江戸時代の生活様式も

見ることができ大変面白いです。

おくどさんは普段用と冠婚葬祭用の大きなものとありました。

お嫁に来た時にのってきゃはったかもという籠まで残っています。

主屋は、桃山でとれたという土を使った赤壁が特徴なのですが、これも現在ではとれなくなっており、

昔の家屋を維持する大変さをお聞きしました。

ご当主の伊佐さんに、丁寧にご説明していただいたのもとてもよかったです。

11時・13時・14じ(見学は11時から15時)300円

 

 

 

 

私は、今回この2か所が初めてだったので、2つだけにしましたが、

皆様はせっかくなので、行ける範囲で廻ってみてくださいね。

 

明日で、現在の車両が終わりになり、見納め、乗りおさめになる男山ケーブルもオススメです。

 

ただし大変暑いですので、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

 

京阪電車で帰る前に、当店にお立ち寄りいただき、かき氷やグリーンティーなど、

冷たいものでクールダウンご休憩はいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

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