石清水祭シリーズ5、放生行事

  • 2019.09.10 Tuesday
  • 14:19

石清水祭シリーズ1、神幸行列はコチラ

石清水祭シリーズ2、絹屋殿著御の儀はコチラ

石清水祭シリーズ3、頓宮神幸の儀はコチラ

石清水祭シリーズ4、奉幣の儀はコチラ

 

5、放生行事 午前8時ごろ @放生川・安居橋
魚や鳥が放され、生きとし生ける物の平安をお祈りされます。
童児による胡蝶の舞の奉納がおこなわれます。



朝8時。
お祭りの舞台は頓宮からすぐお隣の放生川と安居橋に移ります。 

放生会は、石清水祭の起こりとなった行事です。

石清水祭は、石清水八幡宮創建より四年後の貞観5年(863年)清和天皇の御代、旧暦8月15日、
宇佐宮の放生会にならって「石清水放生会」として始められました。

八幡大神様が放生川の辺にお臨みになり、魚や鳥を解き放つことにより、生きとし生けるものの
平安を願われたのです。

天暦2年(948年)、村上天皇の御代からは勅会となり、歴代の天皇陛下が毎年勅使を遣わされ、国家の安寧と

国民の幸福を祈請してこられました。

その後、円融天皇の天延2年(974)に、朝廷の諸節会と同じく、雅楽寮の楽人舞人を遣わし、音楽や舞を

演奏することが定められました。

また、後三条天皇の延久2年(1070)には、上卿が勅使を兼ね、参議、近衛次将ら朝廷の諸高官を率いて参向し、

天皇行幸の儀に準じて御鳳輦の渡御を行うなど、荘厳になっていきます。

しかし、後花園天皇の御代の末頃(〜1464)からは、諸国戦乱のため、しばしば斎行が延期されるようになり、

ついに後土御門天皇の文明年間(1470頃)以降は、中絶されてしまいました。

それから約200年後の霊元天皇の延宝7年(1679)に再興されました。

明治初年の大改革により、石清水放生会の名は「仲秋祭」「男山祭」などと改称されたのち、

大正7年より「石清水祭」と改称され、現在に至っています。

 

1000年以上にわたり受け継がれてきた、祭の原点ともいえる放生行事。

仏式の「放生会」が紆余曲折を経て、現在は「放生行事」として神式で行われます。
 

祝詞奉唱のなか、川へ魚が、空へは鳩が放され、
橋の上で童子による胡蝶の舞が奉納され、石清水祭のうちの

見どころの一つです。



 

舞台となる川は放生川。

河川名としては大谷川と言いますが、放生行事が行われるこのあたりだけは

この名がついています。

かかる橋は安居橋、通称は太鼓橋です。

放生行事が行われやすいように、端の中央北側一部が出っ張っています。


安居橋の上に、「八幡」の語源である、紅白各四流の大幡が設置され、禰宜以下の神職が現れました。

ここからは宮司・権宮司はご奉仕されません。

 





修祓


大祝詞奉唱



放魚


 

 

 

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放鳥









胡蝶の舞

4名の童子が背中に蝶の羽をつけ、山吹の花を挿した天冠をかぶり、

山吹の花の枝を持って舞います。
橋のふもとでは楽人が雅楽を奉奏します。

 

 

 


 

この放生行事は、さざなみ公園よりどなたでも見ることができます。
所要時間は1時間弱。立ち見です。

そして、この放生行事が終わると夕方5時にまた、御神霊が頓宮より
行列をなして山上のご本殿へと戻られる還幸の儀まで
奉納舞楽や奉納演武のほか、これといった祭りごとは行われません。

 

午前10時 舞楽奉納

 

蘭陵王

 

納曽利

 

13時 奉納演武

 

 

夕方からは、頓宮境内はまた崇敬者のみしか入れなくなりますが、

日中は自由に入ることができますので、

御鳳輦や行列の道具、供花神饌を近くで見ることができます。

 

御鳳輦

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御花神饌

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行列の小道具

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「石清水八幡宮のお祭りは9月15日」とお思いになって、一般的な時間(お昼頃)に

お越しになっても、何も行われていません。

朝8時から9時ごろまでの放生行事を見学されるか、夕方18時ごろに還幸行列を見学されるしか

お祭りの雰囲気は味わえませんのでご注意ください。

 

 

次回石清水祭シリーズもいよいよ最終回!お楽しみに!

 

 

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