御花神饌と刺繍御朱印

  • 2020.01.29 Wednesday
  • 11:54

石清水八幡宮の例祭は、9月15日の勅祭 石清水祭です。

勅祭とは、勅使が直々に天皇陛下からのお供え物を供えに
参向される祭典のことで、全国8万社ある神社の中でも
勅祭が催行される神社は、16社しかありません。
なかでも石清水祭は、賀茂祭・春日祭とともに日本三大勅祭に数えられています。

起源は貞観5年(863年)。
生きとし生けるものの平安を願い、国家安泰と国民の幸福を御祈願されるお祭りです。

 


15日の夜中午前2時ごろに八幡大神様が山上のご本殿より出発、山麓へと降りてこられます。
御神体をのせた御鳳輦が、400名のお供を連れて、ご本殿を出発します。



午前3時半ごろ、山麓の絹屋殿に到着すると、勅使参向のもと、神楽奉納などがおこなわれます

 

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午前4時15分ごろ、ご神体を御鳳輦の中から頓宮へおうつしになります。


 

午前5時半ごろ山麓の頓宮で勅使参向のもと、天皇陛下のお供え物が献れます。

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午前8時ごろには放生行事。魚や鳥が放され、生きとし生ける物の平安をお祈りされます。
童児による胡蝶の舞の奉納がおこなわれます。




半日山麓へお臨みになった八幡大神様は、
15日夕刻に、ご神体が行列を従え、山上へとお戻りになられます。

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一年で一日だけ神様が山麓に降りてこられ、そしてまた上って行かれる…

まるで平安絵巻を見ているかのような行列は
「動く古典」とも称されているほどです。

ワイワイと騒ぐお祭りではなく、
格式の高い厳かなお祭りで、
聞こえてくるのは松明のパチパチはじける音と虫の音ぐらいで

とても静かです。

浄暗の中行われる神幸行列。

神様が動かれるのは、夜中の方が良いとされているからです。

灯りも松明の灯りのみ。
起源である平安時代からの古式にのっとって行われる石清水祭だからこそです。

石清水八幡宮の1年で一番の特別な日。
山麓に住む私たちも、この日が尊くてたまりません。

なかでも天皇陛下からの御奉納品が御神前に奉献される
「奉幣の儀(ほうべいのぎ)」は最も重儀として行われます。

 

 



しらじらと夜が明けだす早朝5時半。
お祭りはさらに静けさを増し、はりつめた空気に。

石清水祭の主要舞台、山麓の頓宮殿。

頓宮の前には、祭のためだけに建てられた舞台。

 

 

 

 

御幣物をお供えされる前に先にご神饌(しんせん)がお供えされます。

 

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石清水祭の神饌は、古来より伝承されてきた特殊なもので、
御飯・焼鳥・兎餅などの火を通したもの(熟饌)と、
鮭・ブドウ・なす等の火を通さないもの(生饌)、
「供花」の三種類に大別されます。

 

 

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そのうち「供花」とは、生の花のお供えではなく、
簡単にいえば和紙でできた造花です。
供花神饌(おはなしんせん、きょうかしんせん)とよばれ、
毎年新調されます。

 

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八幡大神にご覧いただき、御心を御慰めするためにお供えされるもので
他の神社ではほとんど見ることのできない特殊神饌です。

ご神饌とともに頓宮の御神前にお供えされます。

 


12台の花や鳥で現した伝統工芸品である供花は、
古来は皇室からの特別なお供えでした。

現在は、三笠宮彬子女王殿下が製作に携わられています。

 

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12台の数は、四季×三座で春夏秋冬の花を八幡大神三座それぞれに配した物となっています。

 

【中御前 応神天皇 八幡大菩薩】

 

<春>松・鳩二羽・巣籠りひな二羽・藤・つつじ

 

 

<夏>椿・せきれい2羽・根笹

かつては「蓮と亀」の台でしたが、神仏分離以降「椿の台」に変わりました。

 

<秋>橘・鷹1羽・薔薇

 

 

<冬>雪持竹・鳳凰1羽・山茶花

 

【東御前 神功皇后】



<春>桜・蝶2疋・山吹

 



<夏>杜若・鴫2羽・河骨


<秋>紅葉・鹿2疋・小菊・桔梗

 

 

<冬>南天・兎2疋・寒菊

 

【西御前 比彗膺澄

 

<春>梅・ウグイス2羽・福寿草

 

<夏>牡丹・蜻蛉2匹・石竹

 

<秋>菊・鶴二羽・秋海棠

 

<冬>水仙・きじ2羽・藪こうじ

 

「染司よしおか」さんが

男山から採取した各樹種の枝や、化学染料を一切使用しない古代染めの技法で
染色した和紙を用いて調整されてます。
 

このたび、この御花神饌のモチーフを刺繍にした御朱印が季節限定で登場しました。

冬季(12〜2月)は以下の三種類です。

 

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南天と兎

 

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水仙と雉子

 

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竹と鳳凰

 

モチーフの部分は刺繍になっていて立体的でとてもかわいいです。

 

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ちなみに

 

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この御朱印は、

 

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この御花神饌のもの。

東御前の神功皇后へお供えされる冬の御花神饌。

南天と兎

 

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こちらの御朱印は

 

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西御前の比彗膺世悗供えされる冬の御花神饌、水仙と雉子

 

 

こちらの御朱印は

 

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中御前の応神天皇にお供えされる冬の御花神饌、竹と鳳凰がモチーフになっています。

 

 

お店の床の間に飾っていますので、是非ご覧になってくださいね。

 

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この三種類は2月末まで授与されます。

 

その後3か月ごとに春、夏、秋限定も授与されるので全部集めたいですね!

 

なお、本歌の御花神饌は9月15日の日中に頓宮前にてどなたでもご覧いただけます。

こちらも是非お越しくださいませ。

 


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