松花堂弁当

  • 2020.02.07 Friday
  • 17:51

 

松花堂にある吉兆さんへお食事に行ってきました。

 

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本場でいただく松花堂弁当。

 

松花堂弁当とは四つ切の弁当箱に入ったお弁当のことをさします。

献立が何ということではなく、入れ物、弁当箱の方に定義があります。


松花堂とは、江戸期に活躍した石清水八幡宮の僧侶、松花堂昭乗の名からきています。
昭乗は阿闍梨であり位が高いだけでなく、書や茶の湯など文化的な面でも活躍しました。
石清水八幡宮山内にある昭乗の自坊、瀧本坊で同時代に活躍した小堀遠州らを招いて
茶会や文化サロンを開いていました。

晩年は、瀧本坊より少し下がったところの泉坊に隠居し、そこに松花堂という二畳の茶室を建て、松花堂昭乗と名乗りました。

 

この草庵茶室松花堂が移築されたのがここ松花堂庭園です。

明治の神仏分離で、男山に仏教のものは置いておけなくなり、今の地へ泉坊書院と共にうつされました。

(※現在は修復中でご覧にはなれません)

 

 

もとは農具入れとして使われていた四つ切の箱。

それを昭乗が好んで、お茶席での煙草盆や絵の具入れとして使用していたそうです。
ここで注意したいことは、昭乗が四つ切箱をお弁当箱として使用ていたわけではありません。

お弁当箱として使用し、全国的にその名が知られるようになったのは、昭和になってからのこと。

吉兆の創業者である湯木貞一氏が昭乗忌茶会へ訪れた際、ヒントを得て、

松花堂弁当と名付け、全国的に広めたといわれています。

 

いまや「松花堂」というと昭乗さんよりお弁当の方が有名となっていますね。
 

その由縁により、八幡市にある松花堂庭園美術館には京都吉兆が併設されており、
本場の松花堂弁当が味わえます。

 

 

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四つ切の箱に盛りつけられると、お料理それぞれの味が混ざることがありません。
冷たいお料理は冷たく、炊き合わせや焼物は温かく供されます。

 

 

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左上の枡は八寸。

2月ということで、大豆の炊いたんや、鰯の生姜煮、

初午も近く、おいなりさん、これはぬく寿司となっていました。

うれしい。

 

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右上の枡は、お造り。

昭乗さんの落款の形、瓢型の器で寒ブリと紋甲烏賊。

おいしい。

 

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右下の枡は焼物。

クロムツの幽庵焼き。あつあつで提供されます。

 

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左下の枡は炊き合わせ。

こちらもあつあつで。あしらいのあられ柚子がとても良い香り。


お弁当のほかに、お椀、ご飯、香の物、デザートがつきます。

 

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お椀はホタテの真丈。

お出汁が日本人でよかったと思うおいしさで、染み渡りました。

 

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ご飯もたきたて。やけどしそうなほどのあつさです。

ごはんとお漬物はおかわりできます。

 

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デザートはさっぱり抹茶ゼリー。

 

 

季節の趣向を凝らされたお料理としつらえ、また家庭では真似できないおいしいお出汁に大満足でした。

 

皆様もせっかく八幡に来られた際は、本場での松花堂弁当はいかがでしょうか。

 

本日より松花堂庭園ではいけばな展が始まっています。

 

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八幡市の各流派の先生方のいけばなは、華やかでとても素敵です。

 

また、美術館では「梅を愛で、芝居を楽しむ」という新春展が開催されています。

新元号「令和」で注目を浴びた梅と、今年市川団十郎襲名があるということで
企画された展覧会です。

こちらも新春にふさわしい、ウキウキするような展覧会でした。

 

お庭は今回は拝見していませんが、梅が日に日に開花しているとのこと。

あわせて楽しみたいですね。

 

 

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