尾張徳川の祖
- 2020.02.20 Thursday
- 14:00
いただいていた連休で名古屋の建中寺へお参りに行ってきました。
建中寺は初代尾張藩主 尾張徳川の祖 義直の菩提寺です。
あちこちに葵の紋がありました。
なぜここへお参りにきてみたかったかというと
徳川義直の父は家康ですが、母は八幡の正法寺の娘お亀の方なのです。
それにはこのようないきさつがあります。
お亀さんが子どもを行水させていると家康の行列が通りました。
お亀さんは慌てて子どもをタライに入れたまま家の中へ。
これを見ていた家康は
「この人なら元気な子どもを生んでくれるに違いない」
と見初めたといいます。
お亀さんは、家康の側室となり尾張藩主となる義直を産みました。
寺は尾張藩の庇護を受け、八幡領が検地を免除され、
守護不入の特権を得られたのは、
彼女の働きによるところが大きかったそうです。
家康没後、お亀の方は相応院となり、義直と共に名古屋へ移りました。
徳川家は石清水八幡宮参拝の折は正法寺へ宿泊したようです。
現在の建物は、寛永7年(1630年)に再建され、
本堂・方丈・唐門・鐘楼など七堂伽藍を備えた名刹です。
そのうち、本堂・唐門・大方丈は相応院からの寄進のものが現在も残っています。
また木造阿弥陀如来坐像は、石清水八幡宮の本地仏で、八角堂に安置されていたものです。
この阿弥陀様がまた大変すばらしいものなんですよ。
正法寺は年間あまり公開されていません。ですが、是非訪れていただきたいお寺です。
本年は
<一般公開>
4月3日(金)〜 5日(日) ※4日(土)は夜間特別公開 午後6時〜8時
5月23日(土)・24日(日)
6月20日(土)・21日(日)
10月24日(土)・25日(日)
11月21日(土)・2日(日)
◎時間 午前10時30分〜午後3時
◎拝観料 1名様 700円
※ただし10名様以上の団体でお申し込みの場合は、上記日程以外でも拝観できる場合があるようです。
事前にお寺へご確認ください。
075-981-0012
また、秋の十五夜では観月の夕べも行われています。
勅使門の背後から上がる月を眺めるのはとても美しいのですが、
乙な楽しみ方としてお庭の手水鉢に移ったお月さんを眺めます。
風流ですね。
少し先ですが、こちらも要チェックです。
正法寺公式ホームページ
ご無沙汰しております。お越しいただいていたのですね。よりによって年に二度の連休をいただく日と重なってしまい、誠に申し訳ありませんでした。これからも新しい八幡のネタをお届けできるように、情報収集してまいります。ブログものぞいてみてください。そして、またのお越しをお待ちしております。